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ガチャ 律「おっ、まだ唯しか来てないのか?」 唯「うん…」 律「あれ?元気ないよ?」 唯「そ、そんなことないよー」 律「そんなことあるって、唯らしくないなー」 唯「ほんとだよっ、ほら元気元気!」 律「おいおい、無理してるのバレバレだぞー」 律「なんだ?なかに悩みがあるなら聞いてやるよ」 唯「律ちゃん…」キュン 唯(でも、律ちゃんと二人きりだからドキドキしてるなんて言えないよ…) 律「私にも言えない悩みなのか?」 唯「本当に、大丈夫だから」 律「そうか…」 律「でもやっぱり唯は笑顔の方が似合ってるぞっ」 唯「えっ?」ドキドキ 唯(あぁん、律ちゃん…) 律「じゃあ、無理やりにでも笑顔になってもらうか!」コチョコチョ 唯「!!!?」 唯「あんっ、律ちゃん、くすぐったいよっ」 律「唯の笑顔が見られるまで止めないぞっ」コチョコチョ 唯「あははっ、だめっ、うふふっ」 律「おっ、いいぞ!だけどまだまだーっ」コチョコチョ 唯「あはっ、降参、ふふっ、やめてーっ」 唯「あ、やめて、んっ、律ちゃん」 律「どうだー、まいったかっ?」コチョコチョ 唯「はぁ、あぁっ!やっ、あぁ」 唯「あんっ!!!」 律「!!!?」 律「なんだよっ、急に大きな声出すからビックリしたー」 唯(律ちゃんの指が良すぎて、思わず感じちゃった) 唯(どうしよう、変な子だと思われちゃうっ) 律「おい唯、今日は本当に変だぞ?」 唯「そんな、平気だよ」ハアハア 律「なんか息荒いし」 唯「それは、さっきくすぐられてたから…」ハアハア 律「それに、ほっぺもほんのりピンク」 唯(それは、律ちゃんが私に触ったからだよ) 唯(どうしよう、体が、熱い) 律「熱でもあるんじゃないのか?」ピトッ 唯「!?」 唯(律ちゃんのおでこが、私のおでことくっついてる!?) 唯(律ちゃんが、近い…) 唯(あぁ、律ちゃんすごく可愛いよ) 唯(律ちゃん、りっちゃんっ) 律「やっぱりちょっと熱いなー、熱があるんじゃないか?」 唯「律ちゃん…」 律「ん?」 唯「」チュッ 律「!!!?」 律「わっ!」 唯「あっ!」 唯(どうしようっ、ついやっちゃった!) 律「ごめんな唯」 唯「えっ!!!?」 唯(律ちゃんに拒絶されたっ!?) 律「近付きすぎて、唇が当たっちゃった、ごめんな」 唯「えっ?いやっ、いいよ」 唯(よかった、私からキスしたのばれてない!) 唯(ふふっ、律ちゃんとキス、気持ちよかったなー) 澪「ちょっとまてよっ!!!」 唯「澪ちゃん!?」 律「澪!?」 澪「今さっきお前ら、キスしてなかったかっ!?」 唯「澪ちゃん、何時からそこに…」 澪「いいから質問に答えろっ!!!」 唯「ひっ!」 律「おい、落ち着けよ澪」 律「唯が熱あるみたいだからさ、おでこ当てて診てただけだよ」 澪「ほっ、ほんとか!?」 律「当たり前だろ?女同士でキスなんてするわけ無いだろ?」 澪「そ、そうだよな、私の勘違いか、よかったー」 唯「そうだよ、澪ちゃんの勘違いだよー」 澪「ごめんな、唯」 律「でも、唇はくっ付いたけどな」 澪「!!!?」 澪「唯、まさかお前、わざと…」 律「なに言ってんだよー」 律「事故だよ事故」 律「おまえはこうゆう事に、反応しすぎだぞっ」 澪「ああ、偶然だよな、そうだよな…」 澪「」ジロッ 唯(ああ、澪ちゃんの視線がいたいよぅ…) 澪「じゃあ、唯は保健室に行ったらどうだ?」 唯「でも、私平気だから…」 律「行って来いよ唯、なんか熱あるみたいだし」 唯「律ちゃん…」 澪「それとも、なにか行けない理由でもあるのか?」ジロッ 唯(なんか疑われてるし、ここは一先ず保健室に行こう) 唯「じゃあ、行ってくるね」 律「おうっ!」 律「唯のやつ、大丈夫かな?」 澪(ああ、律、私だけの律、すごい、可愛い、もふもふしたいっ) 澪「なあ律?」 律「なんだ?」 澪「あのさ、あのね?私もさ、なんだか熱があるみたいなんだ…」 律「えっ、お前もかよ?じゃあ、唯と一緒に保健室に行けば良かったのに」 澪「そうだけど、その前にさ、私にもしてくれない?」 律「えっ、なに?」 澪「だからさ、唯にはおでこピタッてするの、してあげたんだろ?」 澪「だから、私も///」 律「お前は自覚症状あるんだから、必要ないだろ?保健室行けよー」 澪「唯には出来て私には出来ないのかっ!?」 律「なんだよ?めんどくさい奴だな」 律「ほらっ、おでこよせて」ピタッ 澪「あっ」 澪(あぁ、律がこんなに近くに…) 澪(律の肌、きれい…) 澪(律の唇、みずみずしくて美味しそう) 澪(あの唇をっ、唯がっ、許せない!) 律「ほんとだー、お前もなんか熱いな」 澪(律っ、りつっ、私だけの律っ!!!) 澪「」チュッ 律「!!!?」 澪「」チュー 律「!?」 澪「」クチュ 律「!?」 澪「」チュパチュパ 律「ぷはっ!」 澪「律……」ツー 律「お前っ!、なんてことするんだよっ!!!」 律「冗談にもほどがあるぞっ、糸引いてるじゃないかっ」ゴシゴシ 澪「」ガバッ 律「うわっ!」 澪「いいだろ?私ならいいだろっ!?」ゴソゴソ 律「みっ澪っ!?やめろっ!何する気だっ!?」 澪「はぁっ、律っ、やっと私達…」ゴソゴソ 律「ひゃっ、あっ、澪?」 紬「何してるの二人ともっ!!!?」 律「ムギっ!?」 澪「ムギっ、いやっ違うんだこれは…」 紬「何が違うのっ!?」 紬「どう見たって、澪ちゃんが律ちゃんを襲ってるようにしか見えないわっ!!!」 澪「やっ、それは…」 律「あのな、違うんだムギっ」 律「ふ、ふざけあってたんだよ、なあ澪?」 澪「あ、ああ」 紬「そんなのうそっ、律ちゃん、澪ちゃんをかばってる!」 澪「ああっ…」 律「あっ、そうだ!私唯の様子見てこなきゃっ」 律「具合が悪くて、保健室に行ってるんだよっ!」 律「じゃあ、行って来るっ!!!」 …… 唯(微熱があるからってベッドで休ませてもらったけど) 唯(風邪でもないのに、こんなのでよくならないよ…) 唯(だからと言って、部室に戻ると、澪ちゃんに睨まれるし…) 唯(やっぱり澪ちゃんも、律ちゃんのこと好きなのかな?) 唯(律ちゃん…) 唯(えへへ、律ちゃんとキスしちゃった///) 唯(律ちゃんの成分、まだ私の唇についてるかな…?) 唯(これを指につけて…) 唯(……) 唯「んっ……あっ、はぁっ」サワサワ 唯「あっ、はぁ、……んっ」サワサワ 唯(最近、律ちゃんのこと考えると) 唯(何でだろ、変な気分になちゃう…) 唯(こんな事、学校で、だめだよぅ) 唯「あっ、あんっ、はぁっ」クチュクチュ 唯「んーーーーーっ!!!!!」 ガラッ 律「唯ーっ!」 唯「!!!?」 唯「り、律ちゃんっ!」 律「具合はどうだ?」 唯「えっ、微熱があるだけみたい」ドキドキ 律「本当か?なんだかさっきより顔が赤いぞ?」 唯「そ、そうかな?」 唯(ああ、どうしよう、私の体、ぐちょぐちょなのに) 唯(こんなに近くに律ちゃんが…) 唯「それで、澪ちゃんはどうしてる?」 律「それがさー、お前が出て行ってから大変だったんだよ」 唯「大変?」 律「澪がさ、私にもおでこくっつけてって言ってくるの」 唯「うん」 律「それから……」 唯「どうしたの、律ちゃん?」 律「いや、なんでもない///」 唯「まさか、澪ちゃんに何かされたの?」ハアハア 律「うん…」 唯「それで、何されたの?」ハアハア 律「まあ、あれだ、体をな」 唯「触られたのっ!?」ハアッハアッ 律「うん…///」 唯(赤くなってる律ちゃん可愛いっ) 唯(私も律ちゃんを触りたいよっ) 唯(りっちゃん、律ちゃん、好きだよ、好きだよぉっ!!!) 2
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仕方ないだろ? 妹の発育がどの程度か知りたくなるのが兄の性なんだから お兄ちゃんとは簡潔にまとめると ・久遠家長男 ・変態紳士 ・シスコン である 概要(開始前) 電子機器に長けた知識と技術を持ち、仕事でも家に居ることがたまにある 妹(天乃)の不登校を気にしており もう一人の妹とは時々口論になることも多く、そのたびに天乃は横から逃げている ……が、実は逃げていることには気づいた 1スレ目 天乃の姉と天乃のことで口論していた 2スレ目 天乃から男の子に胸をもまれたと聞いた際に激しく動揺し、それ以上大きくなると拙い。と バストと下着を正確に言い当てたがために、天乃から厳しい攻撃を受けるも耐えきる実力者 実は天乃に勇者部をけしかけた張本人であり、天乃に太極拳を仕込んだ人 妹のスリーサイズや下着の色などを完璧に把握している変態ではあるが 天乃のことをとても大事に考えており、真面目な時は本当に真面目でいいお兄ちゃん
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337 お兄ちゃんSOS! sage 2008/09/26(金) 01 32 55 ID Z6GQpGDu 「GJ!!いやぁ~、素晴らしい妹萌えだった!!感動した!!」 キモ姉&キモウトスレの神作品を読み終えた俺は部屋で一人呟く。 だが現実は厳しい。俺には姉もいなければ妹もいない。 なんとなく勢いで椅子から立ち上がり、某アニメ風に叫んでみる。 「この世界に宇宙人、未来人、超能力者、異世界人の妹がいたら今すぐ俺の所へ来い!以上!」 部屋に俺の大声が虚しく響く。余計に気分が落ち込んだ。 「はぁ、もう寝るか……」 そう言って俺はパソコンの電源を切り、ベッドに潜り込んだ。 「……んぅ、今何時だ……?」 今日は珍しく目覚ましが鳴る前に起きられたようだ。 しかし少々早く起きてしまったようである。 着替えて朝食をとる時間を合わせても十分に時間が余る。 体がやけに重いし、これは二度寝するかな。 そう思ってもう一度布団を被ろうとしたときに俺は初めて気付いた。 俺の両隣、そして背中に覆い被さってすやすやと寝息を立てているこの三人の女どもは一体誰だ? まさか泥棒か?いや、泥棒が盗みに入った部屋でぐっすりと眠るわけがない。 そんなドジッ子怪盗三姉妹がいたらぜひアニメ化して放送して欲しいものである。 などとくだらないことを考えているうちに俺の左腕にしがみ付いている女の子が目を覚ましてしまった。 「……んみゅ?おはよぉ、お兄ちゃん!」 寝ぼけ眼を擦りながら発したそのセリフに俺の体に電撃が走った。 お、お、「お兄ちゃん」だとおおおおおおおおっ?! 待て、落ち着け。KOOLになるんだ俺。 いいか、俺に妹なんぞ存在しない。 だから今俺の目の前に存在しているこの少女は俺の妹でも何でもない。おk? あれだ、きっとこれは夢だ。うん、そうに決まっている。 そうと決まったらもう一度寝直すか。 「おはよう、兄。これは夢ではない。紛れもない現実」 いつの間にか目を覚ましていた右側の女の子が至極冷静に話しかけてきた。 黙れ!!完全に目が覚めちまっただろうが!! 大体朝起きていきなりこんな状況になってたら落ち着けるわけねーだろ!! 誰だよお前ら?!俺に朝「おはよう♪」なんて言う妹なんざ存在しないんだよ!! 「落ち着いてくださいよ、兄さん。 朝から大きな声で怒鳴ると非常識な奴だとご近所の方々に思われてしまいますよ?」 うるせぇ!!そういうお前も人の腰に手を回しながらしれっと話してるんじゃねぇ!! あっ、コラ、変なところ触るな!!そこいじっちゃらめぇ!! 「あーーーーーーーーーーーっ!!一体お前らは何なんだーーーーーーーーーっ?!」 朝の閑静な住宅街に少年の悲鳴が木霊した…… 338 お兄ちゃんSOS! sage 2008/09/26(金) 01 35 14 ID Z6GQpGDu 「……オホン、つまりだ。君等は正真正銘俺の妹達だと?」 あれからとりあえず落ち着いて彼女達の話を聞いて見たところ彼女達は俺の『妹』らしい。 いやぁ、泥棒か何かじゃなくて本当によかったよ。 ってやっぱりよくない!いきなりそんなこと言われて信じられるか! 「全く兄さんの疑り深い性格には困りましたね。もう少し心を広く持つと人生が楽しくなると思いますよ?」 肩をすくめながら中性的な顔立ちの少女がやれやれと言いたげな顔で溜息を吐いた。 こいつの仕草はなんだか腹立つな。 「ならばもう一度説明する」 三人の中でもっとも静かな少女が話し始める。 その端正な顔からは感情の揺れというものがほとんど見受けられない。 「兄の両親は兄が3歳のときにUFOに遭遇し、実験体として連れ去られた」 あれか?いわゆるアブダクションとかいうやつか? 「そう。そしてその際に行われた地球人との交配実験によって生まれたのが私『ソラ』。 私は宇宙人と呼ばれる種族と人類の間に生まれたハーフ。 よってあなたの妹と定義されることになる」 でもはっきりってちょっと変わった地球人の女の子にしか見えないんだが。 証拠とかないの? 「兄がそこまで言うのなら……分かった。窓の外を見て」 言われるがままに窓の外を覗くと空が超巨大なUFOに覆われている。 怪しく緑色に発光しながらこの町を見下ろしている。 何だあれはーーーー?! 「私がやってきた母船。今からあれでこの星にレーザー砲を撃つ。標的はあの大きなビルでいい?」 オーケー、分かった分かった。 分かったからそんな物騒な真似はやめてください。いや、ホントに。 「……残念。この星を征服して兄にプレゼントしたかったのに」 残念じゃねーよ。インデペ○デンス・デイじゃないんだから。 それに俺はあんまり支配欲とかないからもらっても迷惑なだけだし。 まぁ、よく考えたらその尋常じゃない長さの髪の毛も銀色っていう明らかに人間離れした色だしな。 俺よりも年下のはずなのに背が俺と同じかそれより高いし。 だが体の起伏はほとんどないな……宇宙人の方は退化しているのか? ところで一つ聞きたい。 その……したのはどっちだ? 「兄の父。父は非常に好奇心が強く、実験に非常に協力的だったと聞いている」 親父……エロゲじゃないんだから異種間SEXなんかしてんじゃねぇよ。 頭痛くなってきた…… 339 お兄ちゃんSOS! sage 2008/09/26(金) 01 35 57 ID Z6GQpGDu 「やはり兄は私のことを受け入れられない? 私は完全な地球人ではないし、うまく意思の疎通を図ることもできない。 でも私はずっと兄に会いたかった。どうか傍に居させて欲しい……」 うわ、さっきまで無表情だったのに泣きそうになってやがる。 黒曜石のように黒々と輝く大きな目に涙が溜まっていく。 「ち、違うって!まぁ、確かに最初はちょっとビックリしたけど俺だってソラに会えて嬉しいよ」 「本当?なら抱きしめて」 ソラは上目遣いでこちらを見つめてくる。それは反則だろう。 「えぇっ?!そんなこといきなり言われても……」 「やはり兄は私の存在を拒否している……」 サラはどんよりとしたオーラを背負って床に『の』の字を書き始めた。 一体どこでそんなくだらないことを覚えた? こいつ本当に半宇宙人か? 「わ、わかった!!これでいいんだろ、これで?!」 慌ててサラを抱きしめる。 やっぱり半分が人間じゃなくてもあったかいんだな。 あ、少し嬉しそうだ。 「兄は私のこと好き?」 サラが恐ろしく真剣な目で見てくる。少し恐い…… 「あ、ああ、好きだぞ。いやー、可愛い妹ができて嬉しいなー」 どっちかというと面倒な妹ができてしまったなという思いの方が強いのが本音である。 「なら『きす』をしてほしい。この星では愛し合う者達は互いに唇をくっつけ合うものだと事前に学習している」 急に真顔で何を言いやがりますかねこの半宇宙人は。 「何でそうなる!?可愛いと言っただけだろ!!」 「照れなくていい。さぁ、私に身を委ねて……」 恐ろしいほどの真顔で迫り来るサラ。 宇宙人の会話はこんなに強引なのだろうか? だがいくら彼女が美人の部類に入り、種族が違うとはいえ妹。 ここはとりあえず逃げなくては……ってあれ?体が動かないぞ?! 「おい、サラ!お前なんかしただろ!!」 「……愛の力を使っただけ」 人の体を動けなくして無理矢理キスしようとするのは愛の力って呼びませんよ!! 思いっきり目ぇ逸らしてるし!! お、おい!このままだと本当に唇がくっついちまうぞ?! あ、でも柔らかそう……じゃなくて!! 誰か助けてー!! 340 お兄ちゃんSOS! sage 2008/09/26(金) 01 36 47 ID Z6GQpGDu 「はい。いちゃつくのはそこまでですよ、姉さん?」 さっきの中性的な少女が手から炎のようなものを出してサラを止める。 ありがとう!!さっきはいろいろ失礼なこと言って悪かったな。 「チッ、いいところだったのに……」 恐ッ?!こいつ無表情に見えるけど本当は感情豊かなんじゃないのか? 「さて、話が大分脱線してしまいましたがここからは私『杏樹』が説明させてもらいます。 宇宙人に拉致されたものの、記憶を消される程度で無事地球に戻って来られた両親達。 しかし、宇宙人の実験の影響により二人には超能力に目覚めてしまったんです。 実にお約束通りの展開だと思いませんか?」 あっさりと重大な事実を物語風に話すな。 あと顔が近い。息を吹きかけるな。 「これは失礼しました。さて、話を戻しましょう。 超能力に目覚めた両親の間に子供が生まれました。 ですが驚くことにその子供も超能力を持っていたのです。 しかも両親よりもずっと強い力を」 それがお前ってわけか。 「はい。証拠なら先ほど見せた通りです」 そういって手から灼熱の炎を噴出させる杏樹。 先ほどまで黒かった髪の毛の色も燃えるような深紅に変化している。 マジでバトル物の漫画だなこりゃ。 って熱い熱い!!早くやめてくれ!!家具に燃え移る!! 「これで納得していただけましたか兄さん?」 炎が消えると同時に髪の毛の色も元の黒に戻っていく。 「お前が超能力者だってのは分かった。だが俺が記憶している限りお袋が妊娠していて子供を産んだという記憶はないぞ?」 「いい所に気付きましたね、兄さん。 実は兄さんは覚えていないだけで母さんが妊娠している姿や、生まれたばかりの私の姿を見ているんです。 しかし、記憶がないのは何故か?それは記憶を消されているからです」 何でだ?俺が覚えていたって別に困ることでもなかろうに。 「実はこの世界には別の世界から侵入してきた異形の怪物達が存在しているのです。 彼らには近代兵器が効かず、対抗できるのは超能力に目覚めた者達の持つ異能の力のみ。 超能力を持つ者しか気付けないその化け物達相手に私達は来る日も来る日も戦い続けました。 しかし、超能力を持たない幼い兄さんを戦いに巻き込みたくない。 そう思った私達は兄さんから記憶を消して、安全なところに避難させていたというわけです」 何だ、その超展開は。正直どこぞの三流SFとしか思えんぞ。 しかし、それなら親父達がめったに帰ってこないで俺を婆ちゃんの家に預けっぱなしだったのも頷けるな。 「化け物と戦い続ける地獄のような日々。 それでも平和になった世界でもう一度兄さんに逢いたいという思いが私を支えてくれました。 そして今私はここにいます。愛する兄さんのもとに」 杏樹が柔らかく微笑む。 341 お兄ちゃんSOS! sage 2008/09/26(金) 01 37 34 ID Z6GQpGDu しかしその微笑の裏で一体どれだけ苦しんできたのだろうか。 急にこの少女のことが愛しく感じられてきた。 「杏樹……」 俺は杏樹を強く抱きしめる。 短めの髪がサラサラと揺れて、女の子特有のいい匂いが鼻腔をくすぐる。 数え切れないほどの化け物たちと戦ってきたという杏樹。 だがとてもそうは思えないほどに彼女の体は細く華奢だった。 「あっ……兄さん、嬉しいです」 幸せそうに頬を薄く染める杏樹。 やっぱり杏樹も美人だ。 宝塚の男性役のような中性的な顔は大理石に彫られた天使のように白く美しい。 しかもスタイル抜群だ。胸も意外とあるし。 「ごめんな、杏樹。お前のためなら何でもしてやるから」 「本当……ですか?」 真剣な顔で俺を見上げる杏樹。 「ああ。お前の言うことなら何でも叶えてやるよ」 「兄さん……では兄さんの硬く猛ったデカマラで私の子宮口をぶち抜いて、ぷりぷりザーミルクを子宮の一番奥の奥で思いっきりぶちまけてください」 「だが断る」 一瞬でも本気にしてしまった俺の感動を返せこの淫乱。 「えぇ~、別にいいじゃないですか。膣出しの一発や二発くらい。兄さんも私も気持ちよくて一石二鳥ですよ?」 可愛らしく口を尖らせて言ってるんじゃねぇぞこのドスケベが。 「黙れ変態。大体お前妹だろうが」 「『あぁん、ダメです兄さん!私達兄妹なのに……でも感じちゃうっ!!ビクビクッ』っていうのが最高なんじゃないですか!」 「大声で恥ずかしいことを力説すんな、この腐れビッチ!!」 ダメだこいつ。頭ん中でピンクのお花畑が咲き誇ってやがる。 朝一で病院に連れて行くしかないなこりゃ。 342 お兄ちゃんSOS! sage 2008/09/26(金) 01 39 32 ID Z6GQpGDu 「あー!!お姉ちゃん達ばっかお兄ちゃんにくっついてずるいー!今度はわたしの番なのーっ!!」 「あぁん、兄さんのいけずぅ」 小柄で栗色の髪をツインテールに纏めた少女が変態超能力女を突き飛ばす。 よくやったぞ、最後の妹思わしき人物よ。 これ以上この妄想爆走全開の下ネタトークを聞いていれば耳が腐るところだった。 杏樹を突き飛ばした少女の外見はかなり幼く見える。一見小学生と間違えてしまいそうだ。 だがそれに反比例して胸はダイナマイツな感じでたわわに実っている。 そんな少女が体のラインがくっきりと出てしまうオレンジ色のボディースーツを着ているのだ。 正直たまりません。これが俗に言う「ロリ巨乳」というやつか? 「わたしはこの時代からずーっとずっと先の未来からやってきたのっ!すごいでしょー、えへへ」 ほう、未来人ねぇ。それで?どうせまたトンデモ話になるんだろ? さっさと証拠を見せてくれ。 「いいよー。ジャーン!!」 元気よく彼女が取り出したのはおもちゃの銃のようなもの。 日曜の朝にやってる少女向けアニメに出てくるヒロイン達が使っていそうな可愛らしいデザインだ。 「えっと……これがその証拠?」 「うん、そうだよー」 おいおい、期待外れだぜお嬢ちゃん。 前の二人はスケールのでかいもんを見せてくれたから納得できたがこれじゃあちょっとねぇ…… ん?窓を開けて何をしてるのかな? 「撃ってもいい場所を探してるの!ここでいいかな……えいっ!」 そういって彼女が銃の引き金を引いた瞬間閃光が放たれた。 そして俺の家の隣にある空き地が突然大爆発。 ……今何が起きたのかお兄ちゃんに説明してくれるかなー? 「えへへー、光線銃!パワー全開ならこの家も一発で灰にできるよー」 うん、君が未来人ってことはよーくわかった。 わかったからとりあえずその物騒な銃をしまってくれ。 そしたら平和的にお話で説明といこうじゃないか。 「うん、わたしがんばって説明するよー! えっとー、おとーさんとおかーさんがすごい超能力者だったって言うのは聞いたよね? そんな力を持った人間達をむざむざ寿命で失うのは惜しいって考えた人ちがいるの。 それでその人たちは人類の進化と発展に役立てようとおとーさん達を冷凍保存しちゃったの」 なんと。寿命で死なせてくれないってのも結構きついな。 よかった俺超能力者とかじゃなくて。 「そして遠い未来でついにおとーさん達のDNAを解析することに成功したの。 それによって進化に行き詰っていた人類はその壁を乗り越えて大きな発展を遂げたの。 すごいでしょー?」 ほー、そりゃよかった。 で、なんで君が俺の妹なわけさ? 親父とお袋は氷付けにされて解剖されちまったんだろ? 「ぶー、お話はちゃんと最後まで聞くのー! おとーさんとおかーさんは必ず生き返らせることを条件に冷凍保存されたの。 未来の進んだ技術力によって何一つ変わりなく遠い未来の地に蘇ったおとーさん達。 そして喜びのあまりそのまま激しく愛し合っちゃったの!!キャー!! その結果生まれたのがわたし『ミサキ」。愛の力は偉大だねっ!!」 全然偉大じゃねぇよ。未来にわざわざ復活して何やってんだあいつら。 「……でもわたしはずっと寂しかった。 遥か過去から蘇り、人類に大きな進歩をもたらした夫婦。 彼らから生まれた子供としてわたしはいつも特別扱いだった。 でもわたしは杏樹お姉ちゃんと違ってそこまでの力を持ってなかった。 だから周りの期待に応えられなかった。 『本当のわたし』の価値を見出してくれる人なんて誰もいなかった……」 ふざけた説明をしながらも花のような笑顔を咲かせていたクルミ。 その彼女が突然表情を変えて話しだす。 俯いて表情はよく見えないがひどく……寂しそうに見えた。 「でもね、おとーさんとおかーさんに聞いたの。 ミサキにはお兄ちゃんがいるって。 元いた時代に一人残してきてしまった何の力も持たない普通の息子がいるんだって。 そのことを聞いたときね、わたしすごく嬉しかったの。 だってわたしはずっと一人ぼっちだと思っていたから」 その時俺は見てしまった。 微笑みながら話すミサキ。その目にはうっすらと光る物が…… 「わたしのお兄ちゃんってどんな人なんだろう?わたしが会いに行ったら喜んでくれるかな? わたしずっとそんなことばかり考えてた。 だからもう我慢できなくってお兄ちゃんの時代に来ちゃったの。 ……お兄ちゃん、ミサキが来て嫌?」 ぽろぽろと涙をこぼしながらも俺を真剣に見つめてくる妹。 「……ったくこの馬鹿野郎が」 「はわわっ、お、お兄ちゃん?!」 小柄な彼女の体はすっぽりと俺の腕の中に納まった。 こんな小さい体で一人孤独に耐えていたのか。 「嫌なわけないだろ。俺でよかったらいつでも会いに来ていいんだからな」 「お兄ちゃん……っ!!」 ミサキが渾身の力で俺を抱き返してくる。 うん、こんなことで彼女の寂しさが埋まるのならばお安い御用さ。 344 お兄ちゃんSOS! sage 2008/09/26(金) 01 41 06 ID Z6GQpGDu 「……んっ……はふぅ……」 ……ん?なんだか妹の様子がおかしいぞ? 俺の体に小柄ながらも起伏激しい体をやたら擦り付けているような気がするんですけど。 ミサキの顔を見てみると頬は赤く染まり、呼吸を荒げ、目は情欲に濡れて妖しく光っている。 何これどうなってんのさ? 「お兄ちゃぁん……ね?ミサキと赤ちゃんつくろ?」 ……全世界が停止した、と言う表現はまさにこのような状況のときに使うのだろう。 「HAHAHA、オニイチャンみさきノイッタコトヨクキコエナカッタナー」 「だからわたしと子供つくろうって言ったの。ねー、いいでしょ~?」 いいわけあるかい、ボケッ!! あと胸をそんなに押し付けられると妹と言えどなんだか変な気分に鳴ってしまうじゃないか。 「未来じゃねー、二親等までだったら結婚できるようになってるところもあるんだよー。 だからわたしとお兄ちゃんが結婚してものーぷろぶれむなのっ!!キャーーー!!!」 何を考えているんだ未来人。 これから先人類がダメな方向へ向かっていくのが分かってしまって俺はがっかりだよ。 「だからお兄ちゃんのせぇしたっくさん搾り取っちゃうからね!! ジャーン!!秘密道具『スーパーバイアグラ』!! 飲めばたとえ悟りを開いた賢者さんでも一発でレイプ魔に変身しちゃうぐらいの強烈な媚薬なんだよー」 なんの捻りもない上に、ネーミングセンスも皆無の未来アイテムだな。 「んっ……お兄ふぁん……」 ミサキはその得体の知れない薬を口に含むと俺に口移ししようと顔を近づけてきた。 これはいかん。まさか妹を犯すなど一般人として会ってはならないことだ。 近親相姦ダメ、ゼッタイ。何かのキャッチコピーに似てるな。 とにかくミサキを引き剥がそうとするが全く離れない。 可愛い顔してなんという馬鹿力だ。 親父達から能力を受け継がなかったとか言ってるが本当か? ええい、このままでは本当にキスしてしまう。 もうこの際誰でもいい!俺を助けてくれーーーーーーーっ!!! 「とうっ」 「ゲフッ!!」 俺のファーストキスが実の兄の子供をねだる妹によって無情にも奪われそうになった瞬間。 それは起こった。 345 お兄ちゃんSOS! sage 2008/09/26(金) 01 43 08 ID Z6GQpGDu なんとソラの豪腕がミサキの腹に実にいい角度で深々と突き刺さっているではないか。 ミサキの体が思いっきり『く』の字になって、痙攣してるし。 ソラ、俺と一緒に世界を目指してみないか? 「兄と一緒ならどこまでも……これは処分する」 ソラが顔を薄く染めながらボディーブローを食らった際にミサキが吐き出した錠剤を摘む。 すると錠剤が光の粒子になって消えていくではないか。 こんな芸当までできるのか。やっぱ宇宙人怖ぇ…… っておいおい、助けてくれとは言ったがさすがに妹に対してやりすぎじゃないのか? 「兄の意思を無視して無理やり行為に及ぼうとするなど到底許されることではない」 あの、かっこよく言ってるけどさっき君も同じこと俺にしようとしてたよね? 「……あれには愛があった」 これっぽちもねぇよ!!しかもまた目ぇ逸らしてるじゃねーか!! 「うぅ~、ソラお姉ちゃんひどいよっ!このままうまく行けばお兄ちゃんの子供を妊娠できたのにぃ!」 あの強烈の一言に尽きるボディーブローを食らったのにもう回復しただと?! ええいっ、未来の人間は化け物かっ?! 本当は親父達からすげぇ力受け継いでるだろ。いや、絶対に。 「ダメ。兄の精子は溢れんばかりに私の胎内へと注がれるべき」 おい、どさくさに紛れて何言ってるんだお前。 「それは違いますね。兄さんの精液を受け止められるのはこの私ただ一人なんです。 兄さんが望むならどんなプレイだってバッチコイですよ! あぁ……兄さんそこは違う穴ですよぅ……ダメッ!!そんなとこいじいじしちゃらめぇ!!」 人を勝手に重度の変態にするな。 体をくねくねとよじらせながら黙って妄想していればよかったものを。 お前みたいな変態まで入ってくると余計に話がこじれるだろうが。 「お、お兄ちゃんがどうしてもって言うならボテ腹SEXしてあげてもいいんだからねっ!!」 絶対にしないから安心しろ。 というか何故急にツンデレになってるんだ。軸のぶれてるキャラほど悲惨なものはないぞ。 「「「誰っ?!」」」 「はっ?」 さっきまで俺の精子を巡って争っていた三人が突然同時にこちらを振り向いた。 お前ら本当は仲良いんじゃないのか? 「「「誰を選ぶのっ?!」」」 「え、えっと……全員?」 「「「ダメッ!!」」」 「みんなで幸せ、なんて言い訳は通用しない。私達は皆『兄』だけを求めている」 俺の目をじっと見据えるサラ。 その大きく黒々と輝く瞳の中に滑稽な姿をした俺が映っている。 「その通りです。私達は兄さんの全ての愛情が欲しい。それがたとえ姉妹だろうと他の誰かに向くのは許せないし、認められません」 ニヤニヤと笑ってばかりいた杏樹の顔が今は真剣そのものだ。 それゆえに彼女の思いが痛いほどに伝わってくる。 「わたし達にはお兄ちゃんしかいないの。お兄ちゃん以外の誰かじゃダメなの。だからお願い……」 まだ幼さの残る顔を悲痛に歪めるミサキ。 必死に俺に助けを求めるその姿は見ていて心が痛む。 346 お兄ちゃんSOS! sage 2008/09/26(金) 01 43 45 ID Z6GQpGDu 「「「『私』を選んで」」」 真剣な顔つきのまま三人はそう言ったきり黙り込んでしまった。 そりゃ少し、いや、かなり問題はあるけどみんな俺にはもったいないくらい可愛い妹だ。 しかも全員がその境遇ゆえの巨大な孤独に耐え切れずに俺を求めている。 俺よりも幼い妹達が背負ってきた重荷は一体どれだけの重さなのか俺には量りしれない。 ここで妹達の願いを聞きいれ、手を差し伸べてやる。 それが兄として当然の義務なのかもしれない。 でも、俺にはできない。どうしてもできない理由があるんだ。 だって俺は、俺は――――!! 「ゴメンッ!!俺、実は姉萌えなんだーーーーーーっ!!!」 再び全世界が停止した。主に三人の妹達の中で。 「そ、そんなはずはない。だって私達は兄に呼ばれ、ここにいるのだから」 「そ、そうですよ!!昨夜思いっきり言ってたじゃないですか?!」 「どどどどーいうことなの、お兄ちゃん?!まさかわたしからお兄ちゃんを奪おうとしている泥棒猫さんがいるの?!」 三者三様に驚く妹達。あのサラさえも動揺を隠せないとは相当驚いたみたいだな。 杏樹も細い切れ長の目をこれでもかというほど開いてるし。 それから未来でもやっぱり泥棒猫って言うのかミサキ? 「確かに俺が昨日そのような発言をしたことは認める。だがな、それには理由があるんだ」 ずずいっ、という効果音が出そうなほどに顔を近づけてくる三姉妹。 俺は妹達に何故あのような発言をしたのかを語り始めた…… 「いや~、実は昨日キモ姉&キモウトスレの妹萌えの神作品を読んじまってな。 本当は姉萌えなのに作品の完成度の高さのあまり、つい妹欲しい発言をしてしまったわけだ。 まぁ、若気のいたりってことで一つ多めに見てちょんまげ。HAHAHA!! ……おい、ちょっと待て。冷静に話し合おうじゃないか。 杏樹は手から炎を出さない。ミサキはその光線銃しまって。 あの、サラさん?なんだか俺の体がだんだん光の粒になって消えてる気がするんだけdアッー!!」 347 お兄ちゃんSOS! sage 2008/09/26(金) 01 44 23 ID Z6GQpGDu 親愛なる両親様へ 私は今新しくできた三人の妹達と元気にやっています。 皆私にはもったいないくらいの良くできた妹だと思います。 この家に4人で住むようになってから近所でも評判の美人三姉妹と呼ばれているようで私も鼻が高いです。 ちなみに私も「いたいけな妹達を弄んでいる鬼畜兄貴」として名高いです。 たぶん妹達があちこちであらぬ噂か妄想を垂れ流しているせいですね。困ったものです。 学業の方も心配ありません。 いつの間にか妹達は同じ学校の同じ学年の同じクラスに転入してました。 明らかに年が違うのに同学年とはなんと頭のいい妹達でしょうか。兄としての威厳が。 私の席も見事に妹達に囲まれてしまい、話しかけてくる女子はなぜか一人もいなくなってしまいました。 登下校は私の腕の取り合い、昼食も誰が私にアーンをさせるかでちょっとしたケンカをしています。 ええ、ご心配なく。学校が瓦礫の山となる程度の可愛いものです。 それに学校のみんながとても優しいので大丈夫です。 学校を壊して、それをすぐに再構成した時もまるで記憶になかったかのように振舞ってくれるのです。 家に帰ると妹達がこぞって私のために夕食を作ってくれます。兄冥利に尽きますね。 妹達が自分の唾液やら血液やら愛液やらを恍惚とした表情で鍋に入れていく世にも恐ろしい光景などは目にしていません。 そういえば妹達は少し間の抜けたところがあるようです。 塩と砂糖と間違ったのでしょう。 この前妹達が睡眠薬のようなものと媚薬のようなものを私の分の料理にいれようとしていました。 運良くそのことに気付いた私が妹の上を掴んで止めると妹達は 「「「あっ、手が滑っちゃった。テヘッ♪」」」 と言いました。全く、うっかり屋さんですね。 私がちゃんと傍にいて見張ってやらねばと強く強く思います あと妹達は寂しがり屋のようです。 風呂に入る時や就寝の際は必ず一緒にしたがります。 その際に兄妹の域を越えたコミュニーケーションを取ろうとしてくるのが玉に瑕です。 この前はベッドに縛り付けられてお馬さんごっこをさせられそうになりました。 最近のお馬さんごっこはさて ① 互いに全裸になる ② 男の子が仰向けに寝ているところを女の子が陰部に当たる場所に腰を下ろす ③ そのまま体を激しく揺らす というものだそうです。 最近の若者の流行にはついていけないとこの年ながら思ってしまいました。 さて、長々と書き連ねてしまいましたが、私はお二人に言いたいことがあります。 妹達がこのような性格に育ってしまったのはたぶん、いや、100%あなた達のせいだと思います。 要するに何が言いたいのかというと、 さっさと帰ってきてそのツラ5発くらいブン殴らせろってことだよこのクソ親父とクソババァ!! ということです。 お返事を首を長くして待ってます。 あなた達の息子より P.S. 最近よく物が歪んで見えるような気がします。 どういうものかというと歪んで見える所に裂け目のようなものが見えるのです。 その裂け目の向こうから可愛い女の子が 「兄貴兄貴兄貴アニキアニキアニキアニキあにきあにきあにきあにきあにき………… 待っててね。もうすぐ会いに行くから……ウフフフフフフフフフフフフフ…………」 と呟きながら微笑み、こちらをじっと見ている、というものなのですが…… 私の幻覚に決まってますよね。 ところでお聞きしたいのですが今お二人はどちらにいらっしゃるのですか? …………まさか異世界なんてことないよね?!
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「あ、あの、……」 そう言いかけてまた押し黙る。 何度か言葉をつなごうとして顔を上げるが、また伏せてしまう。こちらから見ていても気の毒になりそうなくらい顔が真っ赤になっている。 そんな動作を数度繰り返した後、意を決したように真剣な顔つきでこちらを見上げ、 「わ、私の、おおおお兄さんになってください!」 そう叫ぶと、また恥ずかしげに顔を伏せてしまった。 俺は、最初彼女の言ったことがよく理解できなかった。何度か頭の中で彼女のセリフを反芻した後、その意図するところを理解し、そしてその内容のあまりにも突拍子のなさに、 「は?」 俺は口をぽかーんと開けた状態で、その間抜け面をさらしたまま、彼女の前で固まっていた。 なぜ俺がこんなわけのわからない状況に巻き込まれてしまったのか、その訳を説明するためには昨日の朝に遡らなければならない。 その日の朝、そろそろ暖かくなりかけてきた初春の爽やかな空気の中で、ゆったりとした心地よいまどろみに溺れつつ、平日の睡眠不足を一気に取り戻そうと、俺は惰眠をむさぼっていた。 今日も今日とて貴重な休日である土曜日であるにもかかわらず、いつものように「市内の不思議探索」とかいう無駄な予定が入っているのだが、集合時間までは まだ余裕があるので、間に合うぐらいまでに起きればいいだろ、とりあえずぎりぎりまで寝ていようと、暖かな布団にくるまっていた。 そこへ毎朝恒例、我が家の生体目覚ましが、どたどたと騒音をたてて俺の部屋にやってきた。 「キョンくーん!」 叫ぶと同時に俺の腹の上にフライングボディプレスが敢行される。 「ぐえっ!」 その瞬間、息がつまり、俺はもんどり打って身体を折り曲げた。 「キョンくん、起きてっ!」 この生体目覚ましは、兄に強烈なダメージを与えただけでは飽き足らず、一気にとどめを刺そうとでもいうのか、さらに俺の腹の上で暴れまわっている。 俺はたまらず、 「おおいっ、やめろっ!起きた!もう起きたって!」 叫ぶと同時に妹の体を掴み、これ以上暴れさせないように固定した。 「なんだ、今日は休みだぞ、頼むからゆっくり寝かせてくれ。」 「ねえねえキョンくん、明日なにか用事ある?」 俺の言うことなどてんで無視を決め込んで、腹の上に乗ったまま、大きなどんぐりまなこでまじまじと俺の顔を覗きこんできた。相変わらずの童顔だ。まだ小学 生だから仕方がないともいえるのだが、しかしもう6年生だぞ、背も低いし、つるぺたの寸胴、仕草も低学年のガキの域を出ていない。同級生の中でもおそらく1、2を争うほどのちんちくりんなんじゃなかろうか。はたしてこいつは将来無事にきちんとした大人の身体に成長してくれるのだろうか。兄は心配だぞ。 寝起きの頭でボーっと考えていたところ、自分の問いかけに答える素振りがない兄に業を煮やした妹が、さらに腹の上で暴れてくる。 「ねえっ、キョンくんってば!!」 ごふっ。いくらちんちくりんで体重の軽い妹でも、これ以上腹の上で暴れられては俺の身が持たん。 「おい、俺の上で暴れるのはやめてくれ。吐きそうだ…」 「ねえ、キョンくんってば、明日は用事あるの!?」 やっぱり聞いてねえ、さらに暴れまわろうとする妹の行動を制しようと、俺は上半身を起こした。腹の上に乗っていた妹は、バランスを失って後ろ向きにころんと転がる。 「わかったわかった、別に日曜は何にも用事はないよ!暇だ、暇だ。」 ベッドの端っこに寝転がった妹は、その変な姿勢のまま、 「じゃあ明日はどこにも行かないでね!」 そう叫ぶや否や、ひょいっとベッドから降り、すたこらっと部屋から出て行った。 「おい、一体日曜に何が…」 問いかけが終わらぬうちに、妹の姿はもう見えない。 まったく、人の言うことはきちんと聞くように、あとできっちり教育してやらなきゃならんな。しかし明日はどこにも行くなって、何をたくらんでるんだ?どこかに遊びに連れて行けとでもいうんだろうか? まあ最近は妹の相手をしてやることも少なくなったし、少しは遊んでやるか。 その後、ハルヒ閣下指導による市内不思議探索に出かけ、規定時刻前に集合したにもかかわらず遅刻として罰金と称して全員分の喫茶店代をおごらされ、長門と 図書館で暇つぶしーの朝比奈さんと公園での散策デートを楽しんだりしーのしつつ、結局いつもどおりなんら成果を挙げることなくこの日も解散した。 その別れ際に、ハルヒが、 「キョン、明日はなにか用事あるの?」 いかにも明日も何か厄介なことに巻き込まれそうな感じで聞いてきたので、俺はあると答えたら、 「なんの用事があるのよ、それは団長たる私を差し置いて優先しなければならないような用事なの?」 なぜか突っかかってきたので、妹につきあわねばならないこと、最近は満足に相手をしてやっていないから妹も寂しい思いをしていることなど、多少の誇張や虚偽を交えて弁解した。正直二日連続でハルヒ閣下の気まぐれにつきあわされるのは嫌だからな。 「あ、そう。妹ちゃんの相手なら仕方がないわね。じゃあいいわ。」 とか言って、ハルヒはさっさと駅の方へ歩いていってしまった。えらくあっさり引き下がったものだな。 その日はそのまま帰宅し、飯食って風呂入って寝た。寝しなに妹がもう一度、明日はどこにも行かないよね、と確認してきたので、行かないよ、と答えたら満足して自分の部屋に戻っていった。結局、また明日なにをするのか聞かないうちに、妹は行ってしまった。 しょうがない、明日はあいつが満足するまでつきあってやるか、貴重な休みを連続して他人に振り回されるのはなんとも口惜しいが、まあハルヒと違って妹なら俺が行動をコントロールすることができそうだからな、今日のように無駄に疲れるようなこともないだろう。 翌朝、窓のカーテン越しにふりそそいでくる暖かな日差しを浴びつつ、柔らかな布団の中で徐々に眠りから覚醒状態に移行しようとしかけていたとき、俺は近くで誰かがなにか話しているのに気づいた。 「……だ寝てる……」 「……丈夫だよ、すぐ起き……」 まだ頭が完全に覚醒していなかったため、なにを話しているのか理解できず、また誰が話しているのかもわからなかった。 「…魔しちゃだめ……」 「…つもこうしたらキョンくん起き……」 ボーっとした頭で、複数の人間がいるというのはなんとなくわかった。誰だろうなあと考えていた矢先、 「キョンくーん、起きてっ!」 生体目覚ましが俺に向かって毎朝恒例のダイビングボディプレスをかましてきやがった。 「ぐおっ!」 腹部に激痛が走り、思わずうめき声を出す。 「キョンくん、起きてよ!」 そんな兄の窮状にかまわず、妹は俺の腹の上でいつものように暴れまわる。ここまではいつもの朝の風景だったのだが、そこに第三の人物が登場する。 「…ちゃん!だ、ダメだよ…お兄さん、痛がってる…」 ん? 聞きなれない声が聞こえたので、苦しさに耐えつつそちらの方に顔を向けると、そこには妹の突然のダイブにおろおろしている一人の少女が立っていた。すらっとしたスレンダーな体つき、身長は妹よりも10センチは高いな、中学1,2年というところか。顔を見て、何か見覚えがあるなあと、思い出そうとしていまだ完全に覚醒していない脳みそのエンジンをフル回転させようとした矢先に、また妹が、 「起きてー、キョンくん!」 俺の上で暴れるもんだから、またまた苦しさに悶絶し、たまりかねて上半身を起こす。妹はいつもどおりベッドの上をコロンと転がり、少女はおろおろあわあわしながら焦っている。その仕草がなんとなく朝比奈さんを思い起こさせて微笑ましい。 「起きたよ!朝っぱらから暴れるな!お前は!」 妹を叱りつつ、少女の方に顔を向ける。どこかで見た顔である。その少女のことを思い出そうと見つめていると、それに気づいたのか、少女はこちらを向き、そして恥ずかしそうにうつむいた。 えーっと、誰だっけ?んーーーーーーー…と悩んでいると、 「お、お兄さん、おはようございます。」 その少女は、うつむき加減のまま、時折チラッとこちらを見てはまた恥ずかしそうに目線を伏せつつ、朝の挨拶をしてきた。 「あ、ああ、おはよう…」 不意を突かれた感じになって、思わず挨拶を返した。きちんと挨拶のできるしっかりした娘だなあ。うちの妹に見習わせてやりたい、などと思っていたら、ふと、 (んん?妹?しっかりした娘?…) もう一度その少女をじーっとみつめる。 「君はミヨキチかあ!」 俺は、ようやく思い出した。 「え?あ、…はい…」 ミヨキチ、本名を吉村美代子という。妹の同級生で友達でもある。以前から大人びた娘だとは思っていたが、ここ半年ぐらい見ない間にまたずいぶんと成長した ものだ。胸なんか結構膨らんできて、腰のくびれもうっすらとだがわかるようになってきている。いまだに胸なんかふくらむ気配もない妹と比べたら、月とすっ ぽん並みに違いがあるぞ。こいつの将来がホント心配になってくる。 「ずいぶん大きくなったなあ。それに綺麗になって…」 正直な感想を思わず吐露してしまうと、 「え?あ、ああありがとうございます……」 ミヨキチは、ぷしゅーっと湯気が出そうなぐらいに顔を真っ赤にして小さくなって顔を伏せた。 「あ、あの、今日はこんな朝早くに起こしてしまって申し訳ありません。」 控えめに謝辞を告げるミヨキチ。だいぶテンパッテル様子だが、それでも敬語でしゃべるのを忘れないのは、親のしつけが行き届いている証拠だな。誰にも遠慮なく気軽に話しかける妹にまたまた見習わせてやりたいぐらいだ。 というか、「起こしてしまって」って…… 「ん?今日はなんか妹が俺に用があるとか言っていたが、俺に用があるのはミヨキチの方なのか?」 そう問いかけると、ベッドでぶっ倒れていた妹がもそもそ起き上がってきて、 「えっとね、今日ね、美代ちゃんのお誕生日なの。」 突発的に説明しだした。 「へえ、それはおめでとう、ミヨキチ。」 話の筋が見えず、わけがわからなかったが、とりあえず祝福の言葉をかけた。 「あ、ありがとうございます…」 いまだ顔が真っ赤でうつむいているミヨキチ。ていうかこの娘はなんでこんなに恥ずかしがっているんだ? 「それでね、お誕生日プレゼントをあげようと思って、美代ちゃんに何がいいか聞いたの。」 ほうほう。なかなか友達思いではないか、わが妹は。 「そしたらね、美代ちゃん、一人っ子で兄弟がいないからお兄ちゃんが欲しいって言ったの。」 ミヨキチは一人っ子だったのか。確かにそれは寂しいだろうな。まあうちの妹のように騒がしい兄弟がいるのも考えものだが…しかしそれはちょっと妹には無理な相談じゃないかな。両親に頼んだら、もしかしたら弟か妹ぐらい作ってくれるかもしれないが。 「だからね、キョンく…」 と言いかけたところで、ミヨキチが妹を制止した。 ミヨキチは俺の前まで来て、意を決したように俺に話しかけようとした。 そして冒頭につながるのである。 そのあと、妹から、そしてミヨキチ本人から、理由を説明された。 それらをまとめると、要はこういうことだ。ミヨキチは一人っ子で兄弟がいないのに対して、妹には兄(つまり俺)がいる。そして妹が俺のことを楽しそうに話すのを聞いていて(一体どんな話をしているのやら)、いつもうらやましかったと。 ただそれだけなら別に俺じゃなくても欲しがるのは弟でも妹でもよかったのだが、ミヨキチは見た目も中身も同級生よりはるかに大人で、受け答えなんかもしっ かりしていることから、クラス委員を任せられていて、生徒や先生までもミヨキチを頼りにしているらしい。ミヨキチは、それはそれで別に嫌ではないのだが、 しかしいつも頼られていると疲れてしまうことがある。そんなときに逆に自分から甘えられる存在があればうれしいと思っていた。それなら親に甘えればいいと 思うかもしれないが、そこは微妙な乙女心というか、今まで築いてきたしっかり者の娘という立場を崩したくはないのだそうだ。 で、じゃあなぜ俺なのか、というと、さっきも言ったように妹がイロイロと俺の話をしていたこともあるのだが、以前小学生では入ることのできない映画に頼ん で連れて行ってもらったときに、こんな兄がいたらなあ、と思ったらしい。いや、特に優しくしてやったわけでもなく、俺は単に高校が始まるまで暇だったから つきあっただけなんだけどなあ。 まあ、そんなわけでミヨキチは妹に、妹としての立場を代わってくれとお願いしたそうだ。 顔を真っ赤にしながら、先ほどとは打って変わってこちらを真正面から見据えながら、 「今日一日だけでいいんです……ダメでしょうか……」 寂しげな表情を見せて、両手をぎゅっと握り締めつつ、こちらを見つめてくる。 「……いや、俺は別にそれぐらいかまわんが…」 そう言うと、不安げだった表情を一変させて、笑顔で、 「ほ、本当ですか!?ありがとうございます!」 謝辞を告げた。こういうのをはじけるような笑顔というのだろう。漫画的表現を使えば背後に綺麗な花が所狭しと配置されていそうな、そんな笑顔だった。 「よかったねえ、美代ちゃん。」 妹が言うと、 「うん、ありがとう!」 言い返すミヨキチ。妹に見せる態度は、小学生のそれそのものだ。 「ていうか、ミヨキチ、お前の兄貴になるって、俺は一体どうすればいいんだ?」 お願いされてそのまま何も考えずに返事をしてしまったが、考えてみれば『お兄さん』になるって具体的にどうすればいいのか、俺にはわからない。 「え?……あの……妹さんに、いつも接しているようにしていただければ…」 突然の俺の問いかけを、ミヨキチは予想していなかったらしく、またまた伏し目がちに顔を赤くした。 妹にいつも接しているように?って別に他のガキを扱うのと変わらんのだけどな。まあ兄妹な分、接する機会が多いので、イロイロしてはいるが… しばらく考えたあと、突然こう切り出した。 「よしわかった、ミヨキチ。」 「え?」 ずっと黙り込んでいた俺がいきなりしゃべりだしたものだから、ミヨキチはびっくりして顔を上げた。 「ミヨキチは俺にミヨキチの兄貴になれという。」 「は、はい。」 「俺はそれを了承したが、はたしてどうしていいのか、よくわからない。」 「は、はい。」 俺の言葉に対して、律儀に相槌を返すミヨキチ。 「ミヨキチは妹と同じように扱ってくれという。」 「はい。」 真面目な顔をして返事をする。こういうところにもミヨキチの性格の素直さが現れているね。 「ところで、実は俺は今日、妹に一日つきやってやろうと思っていた。最近は学校の連れとのつきあいが多くて余り構ってやれなかったからな。」 「はい。」 「それで今日は妹の好きなところに連れて行ってやろうと思っていたんだ。」 「はい。」 「というわけで、ミヨキチは今日はなにがしたい?どこにでも連れて行ってやるぞ。つってもあまりに遠いところは無理だが。」 「はい。……あ……えっと……」 いきなりの質問にミヨキチは意表をつかれたらしく、口ごもる。 「…………」 しきりに考えているミヨキチ。と、顔を上げたかと思うと、おれと目が合った途端にまた顔を伏せて、 「…映画に連れて行ってもらえますか?」 「映画か?お安い御用だ。」 「あ、ありがとうございます…」 嬉しそうにうつむくミヨキチ。顔は相変わらず真っ赤だ。 「んー、でも映画だけだと午前中で終わっちまうな。どこか他に行きたいところはあるか?」 「え?」 またも予想していなかった俺の問いかけに戸惑うミヨキチ。 「いや、映画のハシゴとかでもいいんだがそれも飽きるだろ?それとも兄妹関係は午前中だけでいいのか?」 「え?え?い、嫌です。えっと、あの…」 必死で考えるミヨキチ。この辺の仕草も朝比奈さんを思い起こさせて微笑ましい。いきなりどこ行きたいかなんて聞かれてもすぐには思いつかないだろうな。まあいい加減ミヨキチを困らせるのもなんだから、ここらで助け船を出してやろう。 「じゃあ、隣町の遊園地はどうだ?映画は座りっぱなしだから次は身体を動かして遊ぶっていうのは。」 俺の提案に困り顔で考えていたミヨキチが、ぱっと顔を輝かせて、 「は、はい。それでお願いします!」 「オッケー。じゃあそういうことで、とりあえず見たい映画はあるか?」 「えっと……」 こういった感じで見たい映画も決まり、外出の準備をしようという段階になって、それまでベッドの上でこちらのやり取りをにこにこしながら見ていた妹に、 「おい、今から出かけるからお前も準備しろよ。」 声をかけると、妹はきょとんとした顔で、 「私は行かないよ。」 お、予想外の答え。 「へ?なんでだ?なんか用事でもあるのか?」 「今日はキョンくんの妹は美代ちゃんで私じゃないの。だから行かないの。」 との答え。 「そうなのか?いや、それはそれで俺は別にかまわんが。んじゃあ、シャミセンの相手でもして大人しくしてるんだぞ。お土産買ってきてやるから。」 「はーい。」 妹のことだから喜んでついてくるもんだと思っていたが意外だったな。まあ子供の世話は少ない方がいいからよかったが…。といってもミヨキチが俺に世話をかけるとも思えんが。 「いってらっしゃーい。」 妹が、玄関先で、シャミセンを抱えてその前足を持って“バイバイ”をさせながら、俺達を見送っていた。シャミセンはえらく迷惑そうだったが…。 最初の目的地である映画館に行くため、最寄り駅に向けて歩き出した。ミヨキチは、俺の後をてくてくとついてくる。 「俺、歩くの早いか?」 はたと相手がまだ小学生であったことに気付き、後ろを振り返って語りかける。 「い、いえ、そんなことありません……」 うつむきつつしゃべるミヨキチ。……なにか話したそうな素振りだったので、 「ん、なに?」 そう言うと、ミヨキチは、 「え、あ、あの、えっと……」 もじもじとしながら口ごもったが、意を決したように俺の方を向き、 「お、お兄さん、て、ててて手をつないでもらってもいいですかっ?」 どもりつつ一気にまくし立てたミヨキチであったが、言い終わった途端に恥ずかしがってまた顔を伏せてしまった。 「え?あ、ああ…」 突然のお願いに戸惑う俺。 別に手をつなぐぐらいは構わんのだが。妹なんか俺の手を引っ張って強引に連れて行くぐらいだからな。 ん?そういえば今日は単にミヨキチを遊びに連れていくだけじゃなかったな。ミヨキチを「兄」として遊びに連れていくんだった。 一つの案が浮かんだ。今日はついでに俺の妹に対する普段からのささやかな望みを、ミヨキチにかなえてもらうことにしよう。 「いいよ、手をつないでも。ただしそれには条件がある。」 「え?」 一瞬笑顔になったが、すぐに困惑顔になる。 「俺のことをこれから“お兄ちゃん”と呼ぶこと。」 「え?え?」 俺の突飛な申し出に驚くミヨキチ。 「今日、ミヨキチは俺の妹になんだから、そう呼んでもおかしくないだろ?」 「え?あ、あの、え?」 戸惑うミヨキチ。いやさ、俺の妹は、俺のことを“キョンくん”とかまるで友達のように呼んできやがるものだから、やはり兄としては呼ばれたいわけなんだよ、“お兄ちゃん”と。 「え、えと、あの…」 やはりさすがに赤の他人をお兄ちゃんと呼ぶのは恥ずかしいか?と、思い立ち、この条件を免除してやろうと口を開きかけたところ、 「…お兄ちゃん……」 ほとんど聞き取れないような声でミヨキチはつぶやいた。 自分で要求したとはいえ、実際に呼ばれると照れてしまうな、これは。 「お兄ちゃん。」 今度ははっきりとしゃべるミヨキチ。それと同時に俺に向かって右手を差し出してくる。 一瞬その意味を理解できなかったが、すぐに気づき、ミヨキチを見る。と、ミヨキチは恥ずかしげな表情と不安そうな表情を混ぜたような顔を俺に向けていた。 「おう、ミヨキチ…っつーか妹にミヨキチはおかしいな。美代子だな。おう美代子、じゃあ行くか。」 差し出された手をつかみ、歩き出そうとする俺。 「はい!…あ……」 兄に向って敬語はないだろう、と突っ込もうとする間もなく、ミヨキチ自身がそれに気づいたようで、 「うん!お兄ちゃん!!」 ミヨキチはこぼれるような笑顔で、俺の手を握り返してきた。 俺とミヨキチは、仲良く手をつないで駅に向かって歩いていた。そして駅前の広場に到着したところでいきなり背後から声をかけられた。 「キョン!」 なぜか、我らが団長様、ハルヒ閣下の御登場だ。 「あんた、こんなところでなにやってんの?」 お前こそなにやってんだよ。お前ん家は一駅先だろうが。 ハルヒは、俺のそばに人がいるのに気づいて、今まで笑みが入っていた顔が一瞬にして曇る。 俺はやばいと思って手を離そうとしたが、ミヨキチが離してくれなかった。ミヨキチは、俺の斜め後ろから不安そうにハルヒの方を見ている。 つーか別にやばいと思う必要はないよな、疾しいことをしているでもなし、小学生を遊びに連れていってるだけだからな。そもそも俺がハルヒになにを遠慮することがある? そんな俺の思いとは裏腹に、ハルヒはずんずんと俺に近寄ってきて、 「キョン!あんた、今日は妹ちゃんの相手をするって言ってたじゃない!あれはウソだったの!!?」 両手を腰にあてて俺をねめつけるように捲くし立てる。 「平の団員のくせに、団長にウソつくなんて何様のつもり!?しかも妹ちゃんをだしに使って、自分は仲良く女の子とデートって。ここ最近、休みの日はあんたを連れ回してたから、妹ちゃんに悪いことしたかなって思って、今日は遠慮したのにっ!!」 今にも喰いつきそうな勢いだ。 「まあ、待て、ハルヒ。俺の言うことをき…」 「言い訳するんじゃないわよ!しかも連れてる子はなに?まだ中学生じゃない!このロリコンのエロキョン!!」 「だから、とりあえずおちつ…」 「問答無用っ!今からあんたのその腐った根性を修正してやるからっ!」 叫ぶや否や、俺に殴りかかってくるハルヒ。防戦一方の俺。と、そこへ、 「お兄ちゃんをぶたないでっ!」 ミヨキチがハルヒの腕にすがりついている。ハルヒはミヨキチの行動と言動に驚いて、 「お兄ちゃん?」 俺への暴行を止めてミヨキチの方を向いた。 「私がお兄ちゃんにお願いしたんです!だからお兄ちゃんをぶたないでっ!!」 突然の闖入者の思いがけない発言に目を丸くするハルヒ。すがりついた相手が既に動きを止めているのに気づいたミヨキチは、はっと自分がした行動や発言を思い出し、 「す、すみませんっ!」 叫びながらぺこぺこと頭を下げる。 「わ、私、お兄ちゃん…じゃなくてお兄さんの妹さんの同級生で吉村美代子っていいます。今日は、お兄さんにお願いしておつきあいしていただいていたんです。」 あわあわしながら、事の経緯を説明するミヨキチ。それをあっけにとられた表情のまま聞いているハルヒ。 「……ふーん、一日お兄ちゃんねえ…そうなんだったら最初から言いなさいよ、まったく。」 って、おいっ、お前が問答無用で殴りかかってきたんだろうが。 「で、本物の妹ちゃんはどうしたの?」 ぶつぶつ文句を垂れる俺を軽く無視して、ハルヒが聞いてきた。 「…妹か?やつは今日は留守番だ。」 今度は俺が今朝のやり取りを説明する。 「まあ、事情はわかったわ。とりあえず、キョン!今日はきちっとミヨキチちゃんのお兄さん役をやるのよ!」 「お前に言われなくてもそうするつもりだよ。」 ハルヒは俺をにらみつけたかと思うと、その視線を俺からミヨキチの方に移して、 「それにしても…」 ミヨキチをじろじろと品定めするように見ながら、 「妹ちゃんの同級生っていうことはまだ小学生なのね。最近の小学生は発育いいわねー。」 言いながらミヨキチの背後に回ったかと思うと、突然ミヨキチの胸を両手でわしづかみにした。 「ひゃあっ!」 あまりの出来事に悲鳴を上げてわたわたするミヨキチ。そんなミヨキチの悲鳴などどこ吹く風というように、ハルヒは胸を揉みしだいた。 「胸もこんなに大きくって、高校生ぐらいになったらみくるちゃん並の爆乳になるんじゃないかしら。」 「あわわわわわわ。」 そ、そんなに成長しているのか、ミヨキチ…お兄ちゃんもこの手で確かめてみた…じゃなくて、 「おい、ハルヒ!いい加減にしろ!」 俺はミヨキチの胸を揉みしだいているハルヒの手をつかむ。 「いいじゃない、ちょっとぐらい、減るもんじゃなし。」 「兄として、痴女から妹を守るのは当然だろう。ミヨキチを解放してやれ。」 「誰が痴女よ!…ってまあいいわ。」 ミヨキチの胸から手を離すハルヒ。その途端にミヨキチはふにゃあっとその場にへたりこんだ。 「とにかく、ちゃんとするのよ!お に い ち ゃ ん !!」 わざとらしく最後の言葉を一字一字区切って強調すると、ハルヒはずんずんと歩いて行ってしまった。 茫然とハルヒを見送っていたが、路上にへたりこんでいるミヨキチに気付き、 「大丈夫か?ミヨキチ。」 しばらく放心したようだったミヨキチは、俺の声にハッと気づいて、 「だ、大丈夫です。」 よろよろと立ちあがり、服を整えるミヨキチ。 「すまんなあ、あいつ、ホント勝手なやつで…」 「…あの人が、涼宮ハルヒさんですか?」 心なしか、顔を伏せて表情が暗いミヨキチ。 「あ、ああ、ハルヒのこと知ってるのか?」 「あ…えっと…妹さんに…」 相変わらず顔を伏せているミヨキチ、と、急の右手を差し出して、顔を上げ、にっこりとして、 「行こ!お兄ちゃん。」 「あ?ああ、行こうか、ミヨキ…じゃなくて美代子。」 おれは差し出された手を握った。握り返してきたその手は、とても小さく、少し汗ばんでいた。 キョンくんと美代ちゃんをお見送りしてから、私はずっとシャミと遊んでいた。 今日はなにもすることがないなあ。宿題も終わっちゃったし。お父さんもお母さんもご用でお出かけしてるし。 ゲームを引っ張り出してきて、しばらくやってたけど、つまらなくなって止めた。そのままテレビをぼーっと見てたけど、面白くなかったから消した。ベッドに行ってシャミとゴロゴロすることにした。 「シャミの手はすべすべで気持ちいいね。」 ぷにぷにする肉球に頬ずりする。それからお腹をすりすりしたり、頭をわしゃわしゃしたりしてたら、シャミが「にゃあ」って言って、するりと私の手をすり抜けて部屋を出て行ってしまった。 シャミ、またキョンくんの部屋に行くのかな。キョンくんのベッドがお気に入りだもんね。 ベッ ドの上でしばらくぼーっとして、またシャミを追いかけてキョンくんの部屋に行った。シャミは予想通り、キョンくんのベッドの上にいた。あごを枕の上に乗せ て、気持ち良さそうに目を閉じていた。シャミは、私が来たのを見ると、一瞬だけこちらを見たが、「にゃあ」って言ってまた同じ姿勢に戻った。 私もベッドの上に潜り込んで、シャミの横にどてっと寝ころんだ。シャミは迷惑そうに「にゃあ」とまた言ったけど、私のために枕を空けてくれた。ありがとね、シャミ。 それから、そのまま気付かないうちに寝てしまった。 キョンくんの布団、自分のじゃない匂いがする。そういえば前に一緒に寝たのはいつだったかな。最近は全然一緒に寝てくれないの。黙って潜り込んでもいつも抱えられて自分のベッドに返されちゃう。 小 さな頃はよく一緒に遊んでくれたのに、高校に入ってからは休みの日もあまりかまってくれなくなった。いつもはるにゃん達と一緒にお出かけしてる。たまーに 一緒に連れて行ってくれたりするけど、それでもキョンくんは、はるにゃんとかみくるちゃんとか有希ちゃんとかとおしゃべりしてて、あまり私のことをかまっ てくれないの。 私のこと、嫌いになっちゃったのかな? ………… ………… 遠くで何か音が鳴っているのが聞こえる。 ぴんぽーん。 はっと目が覚める。 家のチャイムが鳴ってる。お客さんだ。 ベッドから飛び起きて、階段を下り、玄関に走って行った。 「はーい。」 ドアを開けると、そこにははるにゃんがいた。 「はるにゃん、キョンくんなら今日はお出かけ…」 「妹ちゃん、久しぶりね、元気にしてた?……って、泣いてるの?」 「え?」 自分の顔を触ったら濡れてた。泣きながら寝てたみたい。 「ううん、違うよ。さっきまで寝てたから…」 「ふーん…」 私の顔をじっと見つめるはるにゃん。 「キョンくんは今日はお出かけしてるよ。」 「今日はキョンなんかに用はないわ。妹ちゃん、あなたに用があるの!」 「え?」 「さあ、来なさい!」 「え?え?」 はるにゃんが腕を引っ張って、私を強引に連れ出そうとする。 「なに?はるにゃん、どこ行くの!?」 なんとか踏みとどまろうとして、足を突っ張らせる。 「遊びに行くのよ!ほら、大人しくついてきなさい!!」 「え?ちょ、ちょっ…」 抵抗もむなしく、私ははるにゃんにずるずると引きずられていった。 私を引っ張るはるにゃんの手は、とても温かかった。 俺とミヨキチは映画を見ていた。どんな映画かって言うと、毎度おなじみの、ホラー映画だ。……なんでミヨキチはホラー映画が好きなんだろう?前に一緒に行った時もそうだったよな。 かといってホラーが好きで好きでたまらなくて目を爛々と輝かせて見入っているといった感じでもなく、時々小さな悲鳴をあげて俺にしがみついてくるぐらいだから、少なくとも一般人並みの感覚の持ち主ではあるみたいだが。 映画を見ている間、最初は手を握っていたのだが、恐怖シーンがあるたびに俺にしがみついてきて、そのうちミヨキチは俺の腕を両手でかかえながら映画を観賞するというスタイルになっていった。 そんなもんだから、俺の腕がミヨキチの体にぴったりと密接している状態になってしまって、なんか困ったやらうれしいやらで… 通常だったら小学生に抱きつかれたってなんとも思わんのだが、ミヨキチが年の割にかなり発育状態がいいってのは先ほどハルヒが直接確かめて確認しているわ けで、その、なんだ、俺の上腕あたりにな、ふにふにとしたな、柔らかいな、物体がな、それも左右からな、接触している感覚がな、ずーっとあるわけなんだ よ。いやあ、外見からもかなり大きいなあとは思ってはいたんだが、これは相当なものだな、おい。2,3年したら朝比奈さんを軽く抜くんじゃないか?少なくとも現状だけでも長門よりははるかに…いや、これは禁句だったな。 そんな至福状態も、映画の終了とともに終了となった。しばらく映画の余韻を味わっていたミヨキチは、はたと自分が両手で抱えている俺の腕に気づいて、 「あわわわわ、ごごごごめんなさいっ!」 焦ってぱっと離してしまったからだ。 「いやいや、いいよいいよ。」 心底残念に思いながら、表面上はさわやかに、 「こんな腕でよかったら、また使ってくれい。」 魂からの願望を混ぜつつ、言った。 「あ、ありがとうございます。」 顔を真っ赤にしながら、照れるように頭を下げるミヨキチ。 「また、敬語なんか使って、違うだろ?美代子。」 「え?あ、え……はいっ…じゃなくって、うん!お兄ちゃん!」 「じゃあ、とりあえず昼だしどっかで飯でも食って、遊園地に行くか。」 「うん!」 私ははるにゃんに引きずられるようにして道を歩いていた。 「は、はるにゃん、遊びに連れて行ってくれるのはわかったから、どこに行くのか教えてよおっ!」 「黙ってついてきなさいっ!ついてくればわかるから!」 はるにゃんは言いつつ、歩いていった。私は小走りで(だってそうしないと追いつけないんだもん)ついていった。そして、辿りついたのは駅だった。 駅前の広場に到着して、はるにゃんは足を止めた。そして周りを見回した後、 「あ、いたいた、こっちよ、みんな!」 そう叫んで、その方向に手を挙げた。そちらの方を見ると、二人の女の人がこちらに歩いてくるのが見えた。 「妹ちゃん、お久しぶりね。」 「……」 みくるちゃんと有希ちゃんだ。 みくるちゃんはね、優しくって、柔らかくって、あったかいんだ。いつも私の話をにこにこしながら聞いてくれる。私が甘えると、ぎゅって抱きしめてくれるんだ、お母さんみたいにいい匂いがするの。 有希ちゃんもね優しいんだよ。あまりおしゃべりしないし、いつも難しい本読んでるけど、キョンくんを見る目がね、すごく優しいの。キョンくんも、SOS団の中で長門が一番頼りになるとか言ってたし。あと、キョンくんが、有希ちゃんがなに考えているか、微妙な表情の違いでわかるのは俺だけだ、とか言ってたけど、私にもわかるんだよ。 「みくるちゃん、有希ちゃん。」 二人の方に駆け寄っていくと、みくるちゃんがいつものように私を抱きしめてくれた。 有希ちゃんも、とてとてって私の方に寄ってきて、私の頭をよしよしって撫でてくれた。あ、なんか今日は私に対しても、優しい目をしてくれてる。 「今日はみんなで遊びに行くわよ!」 はるにゃんが私達に向って言った。 私とみくるちゃんはあっけにとられて驚いてたけど、有希ちゃんはいつも通り表情を変えてなかった。 「え?どういうことですか?涼宮さん。」 みくるちゃんが聞き返す。 「どういうこともなにも、今日は遊びに行くことに決めたの。あ、あと、今日私達は、妹ちゃんのお姉ちゃんだから。」 ますます頭の中がハテナだらけになるみくるちゃんと私。有希ちゃんは相変わらず無表情だけど。 「とにかく行くわよ!」 強引に私達を引っ張って駅に向かうはるにゃん。あわあわと引っ張られていく私とみくるちゃんに、黙ってついてくる有希ちゃん。 そして私達は電車に乗り込んだ。 とりあえず俺達は遊園地に到着したのだが、はたと、どうしていいかわからない。遊園地など、親に連れられて行ったことはあるが、積極的に誰かを連れて行った経験などなく、ここでどういう行動をなすべきか、しばし悩んだ。そしてその解決を図るべく、ミヨキチに問いかけた。 「ミヨキチ…じゃなくて美代子だったな、美代子は何に乗りたいんだ?」 「え?あ…えっと…」 口ごもって考えるミヨキチ。俺も悩む…こういうとき、妹だったら俺の手を引っ張って、自分の行きたい所に勝手に行くんだろうが… 「うーん、メリーゴーランドとか、乗る?」 「え?…うーん…」 乗り気でない様子。どうしてだろう。 「あの、えっと、おにいさ…お兄ちゃんと一緒に乗れる乗り物がいいで…いい。」 「一緒に乗れる乗り物?そうだなあ…」 そういえばミヨキチはひとりっ娘だったな。スキンシップに飢えてるのだろうか。 おれは周囲を見回し、最初に目に入った乗り物を指差して、 「んじゃあ、コーヒーカップにでも乗るか?」 そう誘うと、ミヨキチはそちらの方を確認して、 「うん!」 極上の笑顔で同意した。ホント可愛い笑顔だよな、おそらく同級生の男なんかはかなりミヨキチに思いを寄せてるんじゃないか?とりあえず俺が同い年だったら、確実にイカレてるな、うん。 コーヒーカップに乗り、はしゃぐミヨキチ。妹と一緒にいるときの、年に似合わないどこか大人びた雰囲気や表情とは違った、年相応の子供っぽいミヨキチがそこにいた。 その後、慣れてきたのか、ミヨキチは俺の手を引っ張り、次から次へと様々な乗り物やアトラクションに興じていた。 何度目かの乗物から一緒に降り立ち、次はどこへ行こうかとミヨキチと案内冊子を見ていたところ、 「キョンくん。」 突然、鈴が鳴るようなかわいらしい声が俺に対してかけられた。 振り返ると、そこに立っていたのは、普段ハルヒに振り回されっぱなしの殺伐とした高校生活において、俺に癒しと安らぎを与えてくださるマイエンジェル、朝比奈さんだった。 電車に強引に連れ込まれてから、はるにゃんにどういうことなのか聞いた。そしたら、 「私、兄弟っていないから、一回妹を持つとどういうものか、試してみたかったのよね。」 って言ってた。そういうものなのかな?とか思ったけど、でもそれじゃ、なんでみくるちゃんや有希ちゃんも?って聞くと、 「どうせ遊びに行くなら大勢の方が楽しいじゃない。それに兄弟も大勢いた方がいいでしょ?お姉ちゃんが3人もいるのよ。」 ん?ん?ってよく分かったようなよく分からないような返事だったけど、でもどうせ今日は何もすることなかったし、はるにゃんと一緒にいると面白いしね。野球に混ぜてもらったときもすごく面白かったし。 「そういうわけで妹ちゃん、今日は私達のことは“お姉ちゃん”って呼ぶのよ、いい?」 へ?お姉ちゃん?それは別にいいけど、みんな“お姉ちゃん”でいいの? 「そうね、それぞれ“お姉ちゃん”の前に名前をつけなさい。私のことは“ハルヒお姉ちゃん”、有希のことは“有希お姉ちゃん”、みくるちゃんは“みくるお姉ちゃん”ってね、一回呼んでみて。」 呼んでみるの?それじゃ、ハルヒお姉ちゃん。 「うん、なかなか気分がいいわね。妹ちゃんはちっちゃくって可愛いから、なんかこう、“お姉ちゃん”って呼ばれると庇護欲がそそられるわね。有希やみくるちゃんにも言ってあげなさい。」 言われるがままに言ってみた。有希ちゃんはほとんど表情を変えなかったけど、またキョンくんに向けるような優しい目をしてくれた。みくるちゃんはにっこり笑って、 「はいはい、妹ちゃん。」 って言って、頭を撫でてくれた。なんか年上の人にこんな感じに扱ってもらうと、なんかこそばゆっくてうれしいね。 何度目かの駅で人が大勢乗り込んできて電車の中が満員になったら、はるにゃ…じゃなくてハルヒお姉ちゃんが、 「はぐれないようにつかまりなさい。」 っ て言って、手をつないでくれた。ほとんど同時に違う手の方も握られた。有希ちゃ…有希お姉ちゃんだ。そして後ろから私の首に手をまわして乗客の圧力から 守ってくれるのがみくるお姉ちゃん。ハルヒお姉ちゃんと有希お姉ちゃんの手や、背中に感じるみくるお姉ちゃんの身体は、ふわふわ柔らかくて、とっても暖か かったよ。 ハルヒお姉ちゃんに連れられて行った場所は遊園地だった。いろんな乗り物に乗ったよ。ハルヒお姉ちゃんはヤッホーとかいろいろ叫んで面白がってたし、有希 お姉ちゃんは怖い乗り物でも全然怖がらなかった。みくるお姉ちゃんはひゃあーーーーっとか悲鳴をあげてたよ。私はみくるお姉ちゃんに抱きついて一緒に悲鳴 を上げたりしてた。 椅子に座って休憩していたら、ハルヒお姉ちゃんが、 「私、なにか飲み物買ってくるわね。」 って言って、早足でジューススタンドの方に向かっていった後、みくるお姉ちゃんがふと、遠くの方を見て、 「あれ?」 って、つぶやいた。 そして、みくるお姉ちゃんが歩いて行ったので、そちらの方を見ると、キョンくんと美代ちゃんが、手をつないで歩いてた。 そこには驚いた表情をした朝比奈さんが立っていた。 見られて困る状況に遭遇した気持ち…っつーか別にやましいことはないよな。でもなぜか焦る俺、 「あ、朝比奈さん、奇遇ですねえ…」 「え?ああ。そうか…」 なんか、朝比奈さんは一人で納得されている様子。な、なんすか? 「朝比奈さん?」 「あ、えっと…皆さんを呼んできますね。」 そう言うと、朝比奈さんは向こうの方に駆けて行ってしまった。俺は訳が分からず茫然とそのかわいらしい後姿を目で追っていたが、ふと、手を強く握られているのに気づいて、ミヨキチの方を振り返った。ミヨキチは、不安そうな顔で俺を見上げていた。 「あ、あの人はな、高校の先輩で…」 なぜか焦って言い訳のようなしゃべり方をする俺。そんな挙動不審の俺に対して、ミヨキチは目をそらさず、まっすぐ俺を見つめてくる。なんかその眼が、普段の俺の朝比奈さんに対する邪まな思いを見透かされている気がして、ますます焦る。 そこへ、救世主のように、朝比奈さんがまた戻ってきた。 「キョンくん、今日は妹さんと遊びに来ているんですよ。」 へ?妹? 朝比奈さんの背後の方を見ると、遠目に妹と、…あれは長門か?が、手をつないで(!?)歩いてくるのが見えた。 「また、なんで?」 「いえ、涼宮さんがいきなり…」 言いかけたそのとき、妹と長門の背後から、 「こるあああああああっ!キョーンっ!!」 という、叫び声が聞こえたかと思うと、ハルヒが飛ぶように走ってきて、妹を自分の後ろに隠すように確保すると、 「キョン!私の妹になにするつもりっ!?」 睨みながら叫んだ。 「なにするって、なにもする気はないが…って妹?」 「そうよ!妹ちゃんは今日は私達の妹なんだから。妹ちゃん、あいつには気をつけなさい!あいつは、小学生にお兄ちゃんって呼ばせて喜んでる、変態のロリコンよ!」 おいおい、ひどい言い草だな。 ハルヒの突然の登場に驚きつつ周囲を見ると、朝比奈さんはちょっと困ったように苦笑しており、妹はハルヒの体から身を乗り出してこちらを見ている。長門は いつも通りこちらをじーーーっと観察しており、ハルヒは俺を睨んだままだ。一方ミヨキチはというと、俺の右腕を両手でかかえ、俺の背後に隠れるようにして ハルヒの方を見ていた。どうも驚くとかすると何かにすがりつく癖があるらしいね、おかげでまた腕が左右から柔らかいものに包まれてニヤケ顔になりそうにな るのをなんとかこらえる。 そんな俺の心情を鋭く察知したのか、ハルヒは、 「こんなのと一緒にいたら、変態がうつるわ!みんな、行くわよ!!」 言うや否や、ずかずかともと来た方向に去っていった。ていうか、変態がうつるって… こちらをじーーーーっと見つつもハルヒの後を追っていく長門、ジェスチャーでごめんなさいをしつつ小走りでハルヒを追っかけて行く朝比奈さん。妹はハルヒに引きずられながらこちらをずっと見ていた。 その後、俺たちはそれまでと変わりなく、いろいろな乗り物やアトラクションを楽しんだ。ミヨキチも楽しんでいたようだが、なぜかそれが表面だけのように見えたのは気のせいか?その感じは、時間が経つにつれて段々と大きくなっていった。 「どうした?疲れたか?」 もうそろそろ夕刻になろうという時間、さすがにこれ以上遅くまで小学生を連れ回すわけにはいかない。 「…ううん、そんなことないよ。」 ミヨキチは言うが、外見からは明らかに疲労の色が見える。 「もう時間もないし、そろそろ帰るか?」 俺の提案に、 「……いや、もう少し遊びたい…」 小声で言い、つないでいた手をぎゅっと強く握ってきた。 「うーん、俺もそうしたいのはやまやまなんだが、もうそろそろ帰らないと家に着く頃には暗くなっちまうぞ。」 俺が言うと、ミヨキチは握っていた手を離し、すがりつくように俺に抱きついてきた。 「いや、もっと遊びたい。」 俺は、その時、ミヨキチの年に似合わない身体の感触を楽しむことを忘れ、ミヨキチの、普段なら絶対にとらないような態度に驚いていた。そういえば、ミヨキチは、今日は俺の妹だったんだな。素直に自分の感情や態度を示してもいい、兄に甘えてもいい、妹だったんだ。 「そうか、わかった。でもあと一回だけだぞ。いいか?」 俺の言葉に対して、ミヨキチは、俺に抱きついたまま、 「…うん。」 小さく答えた。 「じゃあ最後になにに乗りたい?」 俺が聞くと、ミヨキチは、躊躇なく一方向を指差して、 「あれ。」 その細い指の差す方向には、空中高くそびえる大きな円、観覧車があった。 「よし、わかった。じゃあ、行こうか。」 「……うん。」 観覧車に乗った俺たちは、なにをするでもなく、ぼーっと外を見ていた。 地上にある建物や行き交う人々が、だんだんとミニチュアのおもちゃのようになっていく。遠方を見ると、太陽が、地面に今にもキスしようかというぐらいにその位置を下げていた。 このまま何もしないのもなんなので、俺はミヨキチに、ぽつぽつと、話を振った。 「映画は面白かったか?」 「うん。」 「遊園地はどうだ?楽しめたか?」 「うん。」 ………… 少し前とは違って、ミヨキチはあまりしゃべらなくなった。俺は、疲れたんだろうと思って、気にもせずにくだらないことを話しかけていた。 「今日はすまんなあ、ハルヒのやつがいろいろ騒がせて。」 話題をハルヒのことにすると、ミヨキチは、それまで伏せ気味だった顔を上げて、俺を見つめてきた。 「お兄ちゃん。」 それまで、ほとんど自分から話すことがなかったミヨキチが、急に話しかけてきたので、俺は少々びっくりした。 「ん、なんだ?」 「ハルヒさんって、どんな人なの?」 「ハルヒか?」 俺は少し考えて、 「うーん、一言でいえば、騒がしい女、かな?」 「……」 「人の言うことなんか全く聞かないで、ぎゃあぎゃあ騒いで自分の言いたいことを押し通すような、勝手なやつだよ。」 ミヨキチが俺の顔をじっと見ているのを感じる。俺はその視線に合わせることなく続けた。 「騒ぎたければ自分一人で騒げばいいものを、他人を巻き込まないと気が済まないみたいだな。俺なんかはいつもつきあわされてるからいい迷惑だよ。」 「それじゃあ、お兄ちゃんはハルヒさんのことは嫌いなの?」 そう質問してくるミヨキチ。どんな表情をしていたのか確認していないが、俺の手を握っていた手の力が強くなったのは感じた。 「嫌いかって?まあ、積極的に好きってわけでもないが、嫌いってわけでもないな。あいつといるといろいろ面倒事に巻き込まれるのは確かだが、そのかわり、面白いことにもいろいろ遭遇するからな。おかげで高校生活は退屈してないよ。」 俺の話を黙って聞いていたミヨキチは、 「そう……」 それだけ言って、あとは黙り込んでしまった。 その後、俺が高校生活のことやらSOS団の話を一方的にしていたら、ちょうど観覧車が一周回って終点に着いた。 「さ、帰るか。」 俺の言葉に、 「…うん…」 ミヨキチはか細い声で答えた。 帰りの電車に乗った際、ドアが閉まる直前に駅のホームからけたたましい騒音とともに、 「こらー、そこの電車、待ちなさーい!」 叫びながら、ハルヒ達一団が同じ車両に乗り込んできた。 ハルヒはそばにいる俺達を見つけると、 「あ、変態!」 俺に向かって大声で叫びやがった。その声に他の乗客が一斉にこちらを見る。 「お、お前、変態はないだろう、変態は…」 「変態に変態って言ってなにが悪いのよ!あんた、ミヨキチちゃんに変なことしてないでしょうね!?」 「するか!バカ!!」 「バカとはなによ!平の団員が団長に向かって!!」 な どと言いあっていたが、その時他のメンバーはどうしていたかというと、朝比奈さんは妹を抱きかかえつつにこにこと俺達のやり取りを眺めており、長門はやは りいつもどおりじーーーっとこちらを眺めていた。妹は朝比奈さんに抱きついてふわふわのロングスカートに顔をうずめていたが、ちらちらと時々こちらを見て いた。ミヨキチは俺の手を握りつつ黙って床を見ていた。 俺とハルヒが言い争いをしているうちに目的駅に到着し、 「じゃあ、送っていこう。」 俺の言葉を耳ざとく聞きつけたハルヒは、 「キョン!あんた、ミヨキチちゃんを変なとこに連れ込もうとか、不埒なことを考えてるんじゃないでしょうねえ!?」 またなんか、因縁をつけてきた。 「んなわけないだろう!」 まったく、なんなんだ、この女は。そもそもお前の家は隣の駅だろう。 俺はハルヒを無視し、ミヨキチを連れていこうとした。 ところが、俺達が歩く後を、ハルヒ達がついてくるのだ。 「おい、ハルヒ。いったい何の用だ!?」 「別にあんたに用はないわ。私達の行く方向とあんた達のが一緒なだけじゃない!」 結局、ハルヒ達はミヨキチの家の前までついてくることになってしまった。ミヨキチは、道中はほとんど口を開かず、俺の手を握りつつ斜め後ろあたりを歩いていた。 ミヨキチの家に着くと、 「今日は楽しかったよ。ありがとうな。」 ミヨキチは、それまでずっと押し黙っていたが、俺の言葉にはっとなり、 「い、いえ、私も楽しかったです。」 焦りながら答えた後、 「今日は私のわがままを聞いていただいてすみませんでした。」 そう言うと、深々と頭を下げた。 このへんの所作は、やはり並の小学生にはない、大人っぽさを感じる。 「いやいや、俺も今日はホント面白い経験をさせてもらったよ。」 言いつつ、ちょっとからかうように、 「ミヨキチの意外な面も見ることができたしな。」 そう言ったら、ミヨキチは途端に顔を真っ赤にして照れるように顔を伏せて、 「あ、え、あ、あの、す、すみませんっ!わ、私、お、おにいちゃ、じゃなくてお兄さんがいないので、どう接していいのか分からなくって…」 「あ、ごめんごめん、別に責めてるわけじゃないんだ。あんなミヨキチもいいと思うぞ。」 「え?あ、ありがとうございます…」 最後の方はほとんど聞き取れないような小声でお礼を言うミヨキチ。 「今日はありがとな、これからも妹と仲良くしてやってくれい。」 「あ、はい。」 「じゃ。」 手を上げ、別れを告げた。そして元来た道に戻ろうと振り返って歩こうとしたそのとき、なにか弱い力で、上着を引っ張られるように感じた。その方向を見ると、ミヨキチが、真っ赤の顔を伏せて、俺の上着の裾を、つまむようにつかんでいるのが見えた。 「ミヨキチ…」 思わず出た驚きの声。ミヨキチは、なにかを言おうとして、また口ごもる、という動作を何度となく続けた。そして意を決したように顔を上げ、俺に対して、 「また、遊びに連れていっていただいてもかまいませんか?」 真剣な表情で言った。 俺は少し面食らったが、 「…ああ」 すぐに受諾の意思を伝えようとしたが、少し考え、俺はこう答えた 「うーん、ダメだな。」 ミヨキチは俺の言葉を聞くや否や、この世の終わりのような落胆の表情を浮かべた。 「あ、いやいや、遊びに連れていかないと言っているわけじゃないんだ。」 と、フォローする。ミヨキチはすぐに安堵の表情を浮かべたが、すぐに俺の言うことが理解できないというような表情になった。 「そうじゃなくって、今日はミヨキチ…じゃなくて美代子は俺の妹のはずだろ?妹が兄貴に対して、“連れていっていただいて”はないんじゃないかなあ。」 ミヨキチは俺の言葉をかみしめるように理解した後、笑顔で、先ほどの自分の言葉を訂正した。 「また遊びに連れていってね、お兄ちゃん!」 こぼれるような笑顔。 「ああ、いつでも連れていってやるぞ。」 そんなやり取りの後、俺達は分かれた。ミヨキチは、俺が見えなくなるまで手を振っていた。俺も、そんなミヨキチに応えるように、ずっと手を振り返していた。 道角を曲がり、ミヨキチの姿が完全に見えなくなったとき、俺の進路上に、まるでRPGの敵キャラのようにハルヒ達が登場した。 「キョン、ちゃんとミヨキチちゃんを送ってあげたんでしょうね。」 「ああ。」 「ミヨキチちゃんに変なことしなかったでしょうね。」 「するか、バカ。」 大股を開いてふんぞり返り、腰に両手をあてて、俺に難癖をつけてくるハルヒ。朝比奈さんは妹を抱きよせながらこちらを見て苦笑している。妹は朝比奈さんに抱きつきながらこちらを見ている。長門はいつものように直立不動でこちらをじいいいっと見ている。 いい加減ハルヒにつきあうのも面倒くさくなってきたので、妹に向かって、 「おい、もう帰るぞ。」 そう呼びかけると、 「なに勝手なこと言ってるのよ。妹ちゃんは今日は私達の妹なんだから、あんたなんかには渡さないわよ。」 とか言ってきやがる。そのあとぎゃあぎゃあ騒ぐハルヒを適当になだめたりすかしたりしていたところ、それを見ていた妹が突然とてとてと俺のそばに来て、 「ハルヒお姉ちゃん、わたし、もう帰る。」 と言った。ハルヒはあっけにとられたように、 「へ?あ、そう?」 あいまいな返事をしたが、 「今日はとっても楽しかった。ありがとう、ハルヒお姉ちゃん。」 この妹の言葉に、 「……まあ妹ちゃんが帰るっていうならしょうがないわね。キョン、今日のところは勘弁してあげるわ。」 言い捨てると、ハルヒはくるっと翻って歩きだしたが、またこちらに振り返り、 「今日のことは、明日、詳しく報告してもらうからね。」 吐き捨てるように言い、ずかずかと早足でいってしまった。 「みくるお姉ちゃんも有希お姉ちゃんもありがとう。」 妹の言葉に、朝比奈さんは手を振りながら、長門は無言で、お別れをし、歩いて行った。 妹が手を振っているのに倣って、俺も彼女たちが見えなくなるまで手を振っていた。 「さあ、俺達も帰るか。」 俺が言うと、 「うん。」 と言いながら、妹は俺の手を握って歩き始めた。 「今日は楽しかった?」 「ん?ああ、イロイロあって、なかなか面白い一日だったぞ。」 いつも通りの会話。妹は俺の手を引っ張り、常に俺より前を歩いていた。 「美代ちゃんって可愛いよね。」 そんな会話の中、こんな言葉を妹が発した。俺は何とはなしに、 「ああ、可愛いなあ。」 「クラスでも一番可愛いんだよ。」 「ああ、そうだろうなあ。あれだけ可愛いと、男の子にもてるんじゃないか?」 「うん、美代ちゃんが好きっていう男の子は、いっぱいいるよ。」 「いまどきの小学生は進んでるっていうからなあ、もしかして付き合ってる男がいるとか?」 そう言うと、妹はその俺の言葉にびくっとなり、 「……いないよ。」 と答え、一拍置いた後、 「…美代ちゃん、好きな人がいるって。」 妹の衝撃情報に、 「へえー、そいつは幸せ者だなあ。同じクラスのやつか?」 「違う。」 ぼそっと呟き、 「学校も違う、年上の人。」 消え入るような声で言った。先ほどまでの元気な口ぶりは、今はない。しかし俺はこの時、この変化に気づいていなかった。 「ほう、さすがミヨキチ、ませてるなあ。」 などとのんきな感想を漏らしたが、その後妹は極端にしゃべらなくなり、俺の問いかけにも生返事をするだけだった。おかしいなあと思い始めたときにはもう自宅に到着していた。 その夜、妹はやたらと俺にべたべたひっついてきた。飯食う時も、テレビを見ているときも、俺のそばを片時も離れず、はてはトイレや風呂にまでついてこようとした。 俺がいい加減鬱陶しいくて振り払おうとすると、妹はそのたびにまるで捨てられた子犬のような目で俺を見るもんだから、俺としても邪険に扱うのも気が引けて、妹の好きなようにさせていた。 「まあまあ、今日は一段と甘えん坊さんねえ。」 なんて、母親にからかわれても、妹はまったく意に返さず、ずっと俺にくっついていた。 そして、案の定、寝るときにも俺の布団にもぐりこんできた。いつも通り妹を抱えて連れていこうとすると、今日は俺の身体にしがみつき、足を俺の足に絡ませてきたものだから、どうすることもできなかった。 「お前、今日はさっきからおかしいぞ。どうしたんだ?」 そう聞くと、妹は俺の胸辺りに顔を埋めながら、 「……キョンくん……」 つぶやくだけだった。俺は、なんとか妹を離そうとしたが、それもかなわず、諦めて身体の力を抜いたとき、 「キョンくん、今日は一緒に寝ちゃダメ?」 「別にダメとは言わんが、お前も兄貴と一緒に寝るような年じゃないだろう?」 「わたしと一緒はいやなの?」 なにを言ってるんだと妹の顔を見ると、こちらを見る両眼に涙をいっぱいにためている。 いつも元気な妹からは想像もつかないような悲しげな顔に、 「…別にいやじゃないが……」 俺は少し考え込んで、 「しょうがない、今日は久しぶりに一緒に寝るか。」 そう言うと、妹は何も言わずに、にこーっといつもの笑顔を見せた。目からは涙が出てはいたがな。 それから妹は、俺の右腕にしがみついたまま、学校のこと、友達のこと、シャミセンのこと、今日の出来事など、いろいろな話をし、そして、しばらくして静か になったなと妹の方を見ると、いつの間にかすうすうと眠っていた。その眼の下には、先ほど流れた涙が乾いてすじがついていた。俺はそれを指先でたどり、そ してそのまま頬を撫でた。 やはりこれからはたまには妹もかまってやらないといかんなあ、しかし休みをつぶすとハルヒのやつがうるさいからなあ。って妹もSOS団の行事に参加させればいいか?妹も野球に参加させたこともあるし、おそらくハルヒの中でも準団員扱いだろうしな。 今までの妹の扱いに対する反省をしつつ、俺も眠りに落ちていった。 眠りに就く寸前に、俺は右腕から感じる妹の身体の感触から、その発育状態の未発達加減を認識し、あらためて妹の将来を心配したのであった 翌朝、やはりいつも通り、妹のダイビングボディプレスによって、悶絶する苦しみの中、俺は目覚めた。 「キョンくん、朝だよ、起きてよ!」 妹は、昨夜とは打って変わって元気を取り戻していた。 「わかったから、暴れるな!」 俺は激痛に耐えつつ妹を押さえつける。 「キョンくん、おはよう!」 俺が起きるのを確認すると、妹はすたこらっと1階に下りていってしまった。 妹は元気を取り戻したらしい。とりあえず、安心だ。 俺はベッドから起き上がり、うーんと伸びをした。 さて、今日も元気に頑張ろうか。
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担当ウマ娘 カレンチャン 年齢 21歳 性別 男性 世代 乙女ゲー世代 趣味 ゲーム 備考 鋼の意思 非モテ 性格等 特筆することは特にない。 鋼の意思を持っており、カレンチャンの誘惑を全て遮るその様は修行僧とも言われる。 地味にバレンタインでチョコを貰えないことを気にしている。 若干コミュ障気味であり、えっ……という回数が多い カレンチャン以外からお兄ちゃんと言われると怒る、気を付けよう 担当ウマ娘との関係 カレンチャンにお兄ちゃんと慕われている ……のだが、実際はカレンチャンの熱烈なアプローチにギリギリで耐えている。 過去に1度カレンチャンと会ったことがあり、その時にカレンチャンの夢を笑わずに応援したため彼女の運命の人と定められる。 来歴 東京生まれ。 意外と要領がよく器用貧乏そこそこ何でも出来るため進学を考えていた。 高校2年時代にウマ娘のレースを見て、トレーナーになることを決意、なんとかトレーナー試験に受かり、中央トレセンに入る事が出来た 他トレーナーとの交友関係 お兄さま ライスシャワーのトレーナー。 小学校からの付き合い
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「あっ・・・うぁっ・・・あっ・・・はぁ・・・」 りーちゃんはまだいっちゃった余韻で、断続的に小さく喘ぎながらたまに身体をブルっと震わせています。 もうちょっといった後の気持ちよさを味あわせてあげたいけど、もう僕もがまんできないんです! 僕はりーちゃんのお尻とおまんこから指をゆっくり引き抜きました。 「あっ!あっ!・・・んあっ!・・・んんっ!」 りーちゃんは指が抜けていく感覚に身体を震わせ、抜けてしまうと、広がったお尻の穴が縮むのに合せて身体を丸めました。 それがなんとも言えず可愛くて、僕はりーちゃんに飛び掛って抱きつきました! 「あぁっ!りーちゃん可愛いよぉっ!」 「あんっ!おにーちゃぁんっ!」 りーちゃんはちょっと泣いちゃった赤い目で僕を見つめ、僕の背中に両腕をまわして抱きしめてくれました。 「りーちゃん、お兄ちゃんもうがまん出来ないよっ!ちんちん入れたいよぉっ!」 「もうっ!だからさっき入れてっていったのにぃっ!」 りーちゃんが笑いながら可愛くほっぺたを膨らませました。 「うん、ごめんねりーちゃん。今度から素直に入れちゃうからね。」 「うんっ!」 僕が謝るとりーちゃんが笑顔で頷いたので、僕はりーちゃんに頷き返して体を起こしました。 「りーちゃん、さっきおまんこ舐めた時みたいに、自分で膝抱えてくれる?」 「うん・・・これでいい?」 「うんっ!ありがとっ!」 りーちゃんが両膝の裏に二の腕を通して身体をきつく曲げてくれました。 真上を向いたおまんこが両腿に挟まれてぷっくり膨らんで可愛い割れ目を見せています! 僕はそんなりーちゃんに膝立ちでにじり寄り、おまんこの下で、指で慣らされて完全に閉じきれず少しだけ口を開けているピンクのしわしわの穴にちんちんを合せました。 「ごめんねりーちゃん。」 「なんで?」 僕がちんちんをお尻の穴に擦りつけながら謝ると、りーちゃんは僕がなにに対して謝ったのか判らず、僕を見つめました。 「あのね、指でいっぱいいじっちゃったから、りーちゃんのお尻の穴がすっごくヌルヌルなの。ごめんね。」 「そんなことかぁ・・・ねえ、おにーちゃん・・・」 「なに?」 りーちゃんが恥ずかしそうに視線を落としました。でもすぐに顔を上げ、赤くした顔で僕を見つめました。 「お・・・おちんちんで、もっとヌルヌルにして・・・」 「うんっ!」 よっ、よろこんでぇっ! 僕はりーちゃんが抱え上げた太腿の裏に手をおいて、腰の高さを調節し、ちんちんの高さを入れ易い高さにしました。 「りーちゃん入れるよっ!」 「うん・・・」 りーちゃんがさすがに不安なのか、心細そうな顔で僕を見ています。 「大丈夫だよ、りーちゃん。りーちゃんのお尻、すっごく柔らかくなってるもん。きっとすんなり入って行くよ。」 「うん・・・でも、りーが痛いって言ったら止めてね・・・」 「うん。」 僕が頷くと、りーちゃんは少し安心したのか笑顔を見せました。 「でもね、りーちゃん・・・」 「なぁに?」 「もし痛くても、入れたちんちんは抜かないよ。」 「えーっ!そんなのだめだよぉっ!」 また不安そうな顔に戻ったりーちゃんに、僕はゆっくり首を振りました。 「もし痛かったら、りーちゃんが慣れるまでそれ以上入れないし、動かないでいてあげる。それでもだめ?」 「・・・だってぇ・・・」 りーちゃんが膝を抱えて合せた手で手遊びしながら迷ってます。 「りーちゃんがお尻でイクまでちんちんは抜かないから!それでもだめ?」 「・・・じゃあいいよ・・・」 りーちゃんはもし痛かった場合の決心もついたようで、目だけを僕に向けて頷きました。 「じゃあ入れちゃうよっ!」 「あっ!待ってっ!まだ心の準備がっ!あっ!んあっ!あぁっ!」 慌てるりーちゃんをよそに、力を入れた僕のちんちんはりーちゃんのお尻に突き刺さっちゃいました! ピンクの穴のしわしわがゆっくり引き伸ばされ、ツルツルの穴になりながらちんちんを迎え入れる様子は 何回見ても興奮しちゃいます!ちんちんが余計に硬くなっちゃう! 「んあぁっ!お尻でちんちんがぁっ!あっ!ピクピクしてるよぉっ!」 りーちゃんにもそれが分かっちゃったみたいです。 「りーちゃん痛い?ここでしばらく止まる?」 「・・・ううん・・・痛くないよ・・・」 「続けていい?」 「・・・うん・・・んあぁっ!あぁんっ!もっとゆっくりぃっ!んあっ!・・・」 痛くないならと、一気に押し込んだ僕のちんちんは、りーちゃんのお尻の穴に根っこまで入っちゃいました! 前へ TOP 次へ 今日 - 昨日 - 合計 -
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253 : 非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2016/08/03(水) 19 25 11.73 ID suoX1XHa 実はNT弟が姉のようなタイプには興味がなくてロリコンだったら更にやばそう…やばい NT弟「姉ちゃんのユニットメンバーのMRAちゃんとRKちゃんって可愛くなぁい?」 MNM「えっ何それは…矯正しなきゃ(姉としての使命感)」 後日 SNE「警察よ!(パッション片桐)」 HLN「お前も世界レベルに仕立てや…仕立てあげてやんだよ、お前も世界れぶ…レベルにしたんだよ!お前も世界レベルにしてやるわ!」 弟「何だお前ら」 MNM「三人に勝てる訳ないでしょ?」 弟「やめろーはなせー」 更に後日 MNM「これで安心です!」 弟「あの日のSNEさんのロリ巨乳最高だったな、今日もKRMちゃんでシコかなきゃ(世界レベルの性癖)」 MNM「ファッ!?ウーン…」
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【名前】やきうのお兄ちゃん 【出典】なんでも実況J 【AA】 i⌒i | | (゚)(゚) | | 彡 と | | _ノ ー、 (ミ)、 !フ / ¢\二二二__ノ | / / ソ⌒ 、ヽ ( ヽ ) ⊂_) (_つ 【人物】 広島東洋カープのマスコットキャラ「スラィリー」に酷似した、なんでも実況Jの開拓者。元野球ch民 黄色い肌に飛び出た目玉が特徴。口調は基本的に猛虎弁(エセ関西弁)。ファッキュー○○という暴言も飛び出す 性格は「ぐうの音も出ないほどの畜生」で、時おり原住民を虐げてはニッコリと笑う 母親が大の苦手。時に吹っ切れて母を惨殺…なんてことも。「やったぜ。」 【特徴的な口調など】 猛虎弁(エセ関西弁) ファッキュー○○、サンキュー○○ やったぜ。 【あだ名】 【能力と制限】 【解説】 昔は過疎板だったなんでも実況J(なんJ)を開拓した野球ch民のことを「やきうのお兄ちゃん」と呼ぶ。「やきう」とは野球のことである。 黄色い肌と上に飛び出た目が特徴であり、1行AAでは「彡(゚)(゚)」で表現される。それまでのなんJ民は原住民と呼ばれる。 以下、ネタバレを含む +開示する 本ロワにおける動向 【スタンス】 生き残り最優先(畜生) 【勝利時の願い事】 【本編での動向】 登場話数 タイトル 出来事 No.07 街道上のぐう畜 初登場 No.42 それでも人ですか? エルメェス、原住民を殺害。菌に感染 No.60 うーんこの球場微妙や! 荷物の整理 No.70 【悲報】やきう兄ついに出会う マッマと対面 No.75 アクシデントは突然に "ええもの"を奪われる。離散する No.89 どうしてこうなった エルメェス菌発症 【キャラとの関係(最新話時点)】 キャラ名 関係 呼び方 解説 初遭遇話 畜生マッマ 母親 マッマ 恐れ 【悲報】やきう兄ついに出会う 原住民 敵対 原住民ちゃん 殺害する それでも人ですか? 一等自営業 敵対 一等自営業さん 裏切る 街道上のぐう畜 エルメェス 通りすがり 殺害する それでも人ですか? やる夫 仲間 親近感が…… 【悲報】やきう兄ついに出会う チハ 仲間 シャベッタアアァァ 【悲報】やきう兄ついに出会う グンマー 敵対 捕虜にする 【悲報】やきう兄ついに出会う いわっち 通りすがり アクシデントは突然に しぃ 通りすがり アクシデントは突然に 【最終状態】 【座標/場所/日数/時刻】 E-2 テレビ局・地下駐車場/1日目・午前
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プロフィール概要 性格 精神病の可能性ADHD ASD(自閉スペクトラム症) 虚言癖 ディスレクシア(発達性読み書き障害) 経歴経歴年表 知性と学歴の乖離 仕事エピソード 生活保護の不正受給 女性関係交際人数 セックススタイル 性癖 女性関係エピソード ストリーム、ゲーム活動HNの由来 BAN歴 Twitchスタンプ 私生活食生活 趣味 家事 ファッションセンス プロフィール 本名:河森秋人 愛称:キャプテン、ウメハラ弟、けんたる、けんちゃん、河森健太郎、ぺにちゃん、ぺにー、ウメジャーノン、館長、能登の種馬(スタリオン)、秋人(ぺにんちゅ)、石川のファッカー、ちんぽ、赤ちゃんおじさん、ちんちん、良質なナンパ師、人妻のあなるにネギを入れた男、石川キノコ組合のつまはじきもの、呼ばれてない忘年会に参じる男、ぺにす、ドーナツ屋、黒船、左曲がり、例のお風呂場、自分のちんちんを美味しそうと思ってる男、銭湯で自慰行為を行いホモじじいにばれて性教育された男(当時中学生)、娘が出来たら近親相姦したい男、ほとんどマラ出しディック、フィーディングペニーワイズ 性別:男性 年齢:44歳(35歳とサバ読みしていたが2021年03月13日の配信で嘘をついていた事を明らかにする) 身長:161cm(本人談、さらに低い可能性がある) https //pbs.twimg.com/media/Eqxzb1jVoAAyteh?format=jpg name=medium ※子供用の台に乗っている 干支:卯年(自己申告、43歳?) 住み:石川県白山市 誕生日 2/8 (2020年1月28日にて配信にて本人が明言) 2/20(https //twitter.com/5ek58/status/1230157094873001984) 学歴: 滋賀県立大学 環境科学部(学士過程) 名古屋大学(修士課程) 京都工芸繊維大学(博士課程) 執筆論文 学士過程:借抗型管住性ハチ類―捕食寄生者―デトリタス食者の3者系滋賀県立大学 環境科学部 環境科学研究科 年報 第9号 p.92(PDFではp.86)ちなみにタイトル冒頭は「借坑型」が正しい用語と思われる。指摘・訂正されなかったのだろうか・・・ 修士課程:カイコの卵形成および胚発生におけるcdc2タンパク質の動態について名古屋大学大学院生命農学研究科 学位論文 博士課程:Studies on molecular mechanism of insect developmentCiNii 博士論文 - Studies on molecular mechanism of insect development従来博士論文の和訳と思われていたものは、修士論文のタイトルであった模様 趣味:釣り、ゲーム、動画編集、映画、音楽、ドライブ、アウトドア、キノコ採り、料理、水族館、動物園 特技:セックル 座右の銘:人の人気にあやかって甘い蜜を吸う人を許しません。 愛車:アルト グレードは L ローンにて購入 尚、任意保険には加入しておらず、リスナーに理由を聞かれた所「俺は事故を起こさないので必要が無い」と答えている。 メールアドレス:io152l6@やふーじゃぱん 概要 名だたる日本の名門国立大学で生物学を専攻、さらにはアメリカのオハイオ州大学にポスドクとして留学するなど、将来はエリート研究者として期待されるも研究の道はうまくいかず断念。現在は介護職の契約社員で食いつなぎながらTwitchでのゲーム配信で今日も人生の一発逆転成功を夢見る。 ゲーム配信を始める前はニコニコ動画を中心に動画投稿活動を行っていたが人気はあまり出なかった。配信をメインに切り替えてからは大物配信者KBO、ZC等に認められるなど徐々に知名度を伸ばしていくが独特な性格と素行故にあまりいい意味での知名度は高くないというのが現状である。 性格 本人曰く「良い性格」である。しかしこれはあくまで主観であり、事実をもとに読者の方自身で判断していただきたい。 参考:https //www.youtube.com/watch?v=g-xGa1Z22FU 自分は配信者で、配信を盛り上げるためにトロールピックをするが、他人がするのは絶対に許せない。(配信者は特別であり、通常のプレイヤーを一般人として違うと認識している節がある) 配信のチャット欄では純粋な荒らしはともかく、自分の意に沿わない、気に入らない意見を言うユーザーはすべて荒らしと見なし永久バン。 前述の内容に関して、サブスクライバー及び高額ドネート、Amazon欲しいものリストのプレゼント者も例外ではない。 オフ会を企画するが、女性が来ないため(本人は暗殺計画がどうとか言っている)数日前にキャンセル。飛行機を取っていた参加予定者もいたが、おかまいなし。 視聴者が女性であるとわかった(匂わせた)瞬間にウィスパーを送って繋がりを持とうとする。しかし、他の視聴者が同じことをすることは絶対に許せない。 父親とは昔に喧嘩別れ(諸説あり)して別居しており、何故か父親の方を家から追い出した。お前が出ていけ 兄貴と同居(諸説あり)しているようだが、たまに情事を覗いている。 娘ができたら山吹(やまぶき)という名前を付けることを決めている。 精神病の可能性 ADHD 自称ADHDであり、医師の診断は受けていないとのこと。 チャットでADHDをネタにする発言を行っても、それは事実なので、セーフであるらしい。 ASD(自閉スペクトラム症) 人との関わりやコミュニケーションが苦手 石川きのこ会から追放される 近所の釣り場、釣具店で問題人物扱いされる 配信のチャットで自分を擁護するコメントであっても誤った捉え方をしてBANする 一度でもチアーしてくれたリスナーが配信にくると「〇〇さんどうも。チアーよろしくね」と人を金としか見ていない発言をする どんなにスナイプ対策をしても1試合に必ずスナイパーが最低2人はいると言い張り、延々とピンを炊きまくる 釣り場で自分の近くで釣っている人に「仕掛けがひっかかるから別のところに行って下さい」と思いやりのない立ち振る舞いをする 興味のかたより、こだわりが強い LoLでそのキャラクターに合わないビルドやルーンにする(タンキーケイントリン、握撃ティーモ) ハースストーンでメタではない弱いオリジナルデッキを使い続ける テラリアや壺ゲーなどをPCなのにも関わらずジョイパッドでしかやらないと決めている 初めてプレイするゲームでは設定に1日使う Twitterでキス釣り配信の需要があるかのアンケートを取り、需要ある0票、無い20票だったのに釣り配信を強行する 感覚のかたより、動きがぎこちない 首をかしげる動作を一定間隔で行う 片方の柄が無くなったメガネをかけ続ける お菓子ばかり食べ、リスナーに指摘されるまでまともな食事を滅多に取らない 腹筋をするときに両手を頭の後ろではなく、頭の真上に添える 虚言癖 配信を見ていれば勘のいい人ならすぐ気付くだろうが、かなりの虚言癖がある。 京都での大学時代はSTAP細胞の小保方晴子と仲が良く「おぼちゃん」と呼ぶ仲であった。 一晩で女性を50回イかせたことがある。 等、数え切れないほど嘘を付くことが日常化している。 これに関しては彼の精神病の一種であるため、 どうか嘘であるという指摘はせずに温かい目で見守ってあげてほしい。 ディスレクシア(発達性読み書き障害) 特に単語に拗音(小さい文字(ァ ェ ィ等))が入ると読み間違えが発生し、そのまま覚えてしまっている。 フィズ → フュズ グウェン → グヴィン シヴィア → シヴァイア ディバインサンダラー → ディービーンサンダラー → デービーサンダーラ ヴァルス → ヴォルス フォーチュン → フォーチョン ヴェックス → ウィックス トゥルーダメージ → チュルーダメージ さぁ、どうぞ → アク、トーサー etc 経歴 経歴年表 ~ガイジ幼年期編~ 1978 不幸なる誕生 0歳 1993 義務教育終了 15歳 1994 4月 株式会社トスマク・アイ入社 16歳 1995 7月 退社 ~ガイジ青年編~ 2001 滋賀県立大学環境科学部環境計画学科入学 23歳 2005 滋賀県立大学学士卒業 27歳 2006 名大院生命農学研究科修士課程入学 28歳 2008 修士課程修了 30歳 2008 京都工業繊維大学大学院工業科学研究科博士課程入学 2011 9月 博士課程修了 33歳 ※内定無しで卒業? 2012 2月 京都大学物質細胞結合システム拠点 技術補佐員 34歳 2012 3月 退社(退社という表現は河森本人の履歴書に準じている。正しくは退所?) 2012 5月 オハイオ州立大学 研究員 2012 10?月 退社 ~ガイジ老害編~ 2012 11月ニコニコ動画でダークソウル投稿 34歳 2015 ニコニコ生放送 37歳 2016 lol配信開始 38歳 2017 ダブルバイト地獄 39歳 2021 勝負の年 43歳 2023 10月スーパー揚げ物コーナーマクドナルドでのバイト開始 45歳 2023 店長に注意された事がきっかけで10/20(金)で退職予定 2023 11月再び配信生活開始 知性と学歴の乖離 彼の放送を見れば解る事だが、簡単な漢字が読めない、常套句や慣用句を言い間違える事はおろか、カタカナすら読めない事がしばしある。 漢字も知らなければ日本語の単語も他人とまともな会話ができないレベルで知らない。 また、ポスドクとしてアメリカへ留学していたにもかかわらず中学生レベルの英語も読めず、無論、聞く事も話す事もできない。 これについては、2021年1月の配信にて小中学校の授業をまともに受けていなかったためと証言している。 その理由は本人いわく「ピーターパン症候群」なので勉強したくなかったとの事である。 ただし、小中学校に勉強をしなかったことは国立大学に入学したにも関わらず学力が著しく低いことの理由とはならない。 また、博士論文はレビューによると丁寧な英文で書かれていたことが明らかになっている。 2021/3/13顔出し配信において河森秋人名義の学位記が披露された。 ただし配信で河森秋人と名乗る人物が本当に博士号を取得した河森秋人本人であるかは不明である。 仕事エピソード 2018年以前 少し前まで介護の派遣と薬局のアルバイトのダブルバイトだったが、バイトで賞味期限切れの商品を回収せず並べ続けた結果クビになってしまった。 派遣のことをちゃんとした仕事だと言い張り、バイトと言われると炊いてしまう。たまに正社員だと嘘を言うが、完全に非正規である。 正社員で働いたことは無く、研究者になりたかったがその夢は潰えてしまった。 現在は介護関係の派遣のみで、日々嫌味な女上司にいびられ挑発されている。仕事中よく怒られてしまうが、笑ってごまかしてしまうそう。 1度仕事中に30分の居眠りをしてしまい、おばちゃんに密告されてしまった。ウメハラは容疑を否定したが、狡猾なおばちゃんに証拠を提示されてしまい敗北。 2019年 2019年1月、女上司にいびられながらも続けていた介護関係の派遣バイトを同年3月を最後に契約更新しないという意図を職場から告げられる。これにより2019年4月からは絶望のニート奨学金返済残高800万生活がスタートすることになる 本人はこれを機に顔出し配信を始めるという内容のツイートをしているため、リスナー待望の顔出し配信が実現するかもしれない 2019年9月ごろ 面接後に即日で雇用が決定し何らかの形で社会復帰を果たした。本人は正社員雇用であると主張しているが、入社数日後にも関わらず休暇をとりまくったり(通常入社半年経過後に有給が支給される為、欠勤を繰り返している状態)、平日の正午12時すぎまで配信しているかと思えば午後7時からまた配信していたりと明らかに労働時間が8時間未満であることから、特殊な雇用形態である説が有力である。 職種については黙秘しているが、昼過ぎから夕方までの勤務時間から警備関連かサービス関連である可能性が高い。 また土曜日の出勤率もそれなりに高く(本人は完全週休2日制を強く主張しているがそんなことはない)、19年9月以降土曜日の配信率は下がっている。 2020年 2020年2月、本人の口よりパート雇用であることが明言される。なぜ正社員雇用と偽ってしまったのか、彼なりのプライドが垣間見える。 なおバイト扱いされると怒りを買う傾向は現存し、パート雇用を指摘されてもバンされることは20年2月時点では無い。(とはいっても非正規扱いされることはやはり嫌なようである、せえろんは許されない) 2020年12月、本人の口より21年の4月以降パート契約が更新されない旨を上司より告げられたことを明らかにする。 20年12月19日、配信をいつもより随分と早い16時で切り上げ用事へと出かけた彼だが、翌日女の子とカラオケにいったことを明らかにするツイートをする。 一説によるとプライベートでの女子とのカラオケだったのではなく、ウメハラ弟のパート先の忘年会だった説が濃厚である。 なお配信では彼は忘年会だった旨は否定しているが女子との関係は明らかにしていない。 また、本人いわく職場では同僚と仲良くやっているとの事だが 2021年1月、ロッカーに河森秋人を描いたと思われる絵とともに「河森さんへ きゅうりょうへるんじゃない? きんけつやろ笑笑笑」 ※笑の字が間違えている と書かれた紙が入っているのをTwitter上で明らかにする。 https //twitter.com/5ek58/status/1353650047183818753 小中学校以外では起こりえないであろう出来事であるため、すぐに自演説が持ち上がるが、以下のように弁明している。 Q.家のフローリングの上で撮影されたと思われるが? A.家に持ち帰って撮影した Q.どうやって持ち帰ったのか A.ポケットに入れて持ち帰った ※1 Q.なぜ持ち帰ったのか A.絵がかわいいと思って ※2 Q.職場に相談はしたのか A.するつもりはない。大事にしたくない ※3 ※1 ポケットに入れて持ち帰ったにしては折り目(シワ)が少ない ※2 なぜか絵に好意的な感情を抱いている ※3 本人は馬鹿にされると書き込みをした人物の個人情報の特定を試みる程怒るが、本件に関しては全く問題にしようとしていないばかりか この怪文書を書いた人物に対して「まともな教育を受けていない」「知能が低い」などと発言すると機嫌が悪くなり 「何らかの障害がある」「知恵遅れ」までいくと「人権派配信なので差別は許しません」としてBANされる なお漢字の勉強の際に河森秋人氏が書いた平仮名の癖は上記メモに書かれた平仮名の癖と酷似しているという主張がなされている。 https //media.discordapp.net/attachments/936237549247160329/943034105019400202/unknown.png https //cdn.discordapp.com/attachments/936237549247160329/943034895746342912/unknown.png 2021年 2021年5月現在 定職にはついていない(というかバイトもしていない)が、Twitchで微妙に収入を得ていることから 職業をストリーマーと言い張り、配信で「働け」とコメントすると「今働いてる(ストリーマーなので配信が仕事)」と返答(してから高確率でBAN)するようになった。 2023年 バイトで入ったファストフード店で揚げ物を担当するが、「客を待たせない」という基本が理解できていないため、忙しい時間帯に周囲の状況など気にせずのんびりと 揚げ物をしていたところ店長から急ぐよう叱責される。著しい協調性の欠如を憂慮した店長が休憩に入った河森を呼び止め、この仕事には向いていないように見受けら れるが本人自身はどう思っているのかを問うた。自尊心だけは人一倍あるため尋ねられたことに憤慨した河森は自らその週で辞めることを告げる。 これがバイトを始めてから4日目の出来事である。 2024年 1月1日に発生した能登半島地震後再びLoLのプレイに復帰した河森はチャリティと銘打った配信を始める。1月中の収入は被害者救済のためにつかうというものだが、 チアーやドネートなど得た金額の半分は河森自身の懐に入れる仕組み。明言しているため詐欺とはならないにしても、とどの詰まり他人の不幸を利用した金儲けである。 後日石川県も地震への義援金の受け付けをアナウンスしたが、河森の配信でコメントにその旨を書いた視聴者はBANされた。 また、1月中にはTwitchから広告を流した代金も振り込まれるのだが、それも半額は救済金とするのかを視聴者が幾度となく尋ねたところで聞こえないフリを通している。 生活保護の不正受給 共産党の議員に選挙で一票投じることと引き換えに生活保護受給の手助けをしてもらっている。 女性関係 交際人数 上記のような来歴を持つウメハラ弟だが、なんと8年で経験人数53人(話すときによって55人だったりする)という性豪である。 ※2021/05/20の配信では65人にアップデートされた。 ※2021/06/21の配信では57人にアップデートされた。 しかし経験人数とは違い交際した人数は7,8人(本人曰く「よく覚えてない」)であり、ブラの外し方はわからず、ワンナイトの関係は無し(話すときによってあったりする)、2股など期間の被りは無し、風俗も無しと、経験人数は多いながらも硬派な一面が伺える。 飲食店で働く事が出来ないレベルでのワキガである事を告白しており、ホテル前まで行ったのに風上に立ってしまったばかりに帰られたとの逸話もある 配信者のかべお氏に「経験人数53人ってほんと?」と聞かれた際に咄嗟に「冗談です」と答えてしまったが、彼なりの謙遜だろう。 セックススタイル プレイにおいては、コンドームをつけずに生で行い、外に出すスタンスであるらしい。 彼曰く、射精をコントロールできるため、自分の場合は生でも絶対に妊娠せず、今までも一度も妊娠させたことはない、とのこと。 ふんリスが我慢汁にも微量の精子が含まれていて妊娠の可能性がある点を指摘するも、 「その人たちはチョロっとイッちゃってるんですよ。チョロイキってのもありますからね。」と、 自分の場合はそれが当てはまらないことを自分勝手に理論的に説明している。 2023/12/17、「妊活配信」と称してウメハラ弟が自身の精子を観察するという配信を行った。 結果、ウメハラ弟の精子は濃度がかなり薄い上にほとんど運動しておらず、男性不妊である可能性が高いだけだったことが判明した。 性癖 基本的に巨乳であるということ以外に女性に求めるステータスは無く、顔がゴブリンであろうがひょっとこであろうが胸が大きければオールオッケー。それ故かウメハラ弟配信にはよく巨乳レイヤーが出没する。 「子供に部活習い事はさせるつもりはない」「巨乳の娘が欲しい」「娘と一緒に風呂に入りたい」「近○相姦に興味がある」「ストライクゾーンは中学生から」という冗談のつもりなのか真面目なのか真意不明の発言をしている。 女性関係エピソード 前彼女のHカップ女子大生(話すときによってGだったりする。ひょっとこに似ている)とは1年程付き合っていたらしい。 しかし、それ以外の女性の思い出話はほぼ出てこない。 京都に住んでいた頃(おそらく京都工芸繊維大在学中)、 当時処女であった女性とラブホテルで行為をして処女を奪った際、 その後女性から警察にそのことについて相談されたことがある。 酒を飲ませた訳ではなく女性もシラフであったために刑事事件などには発展しなかった模様 女配信者のめたた(当時17歳)https //www.twitch.tv/memetyan に対し、求愛行動(自分のイチモツの写メを送る)を行い、立派と言われた事がある ※2018年、同じチン写メと共に「めたたに立派って言われたやつ」「おいしそう?」 と発言したDMがネカマから晒された事から判明 ストリーム、ゲーム活動 HNの由来 以前使用していたLoLメインアカウント名が「Umehara」であったが、暴言チャットを繰り返し永久バンされてしまう。その後現在のLoLメインアカウントである「Umehara弟(前アカウントUmeharaの弟という意味)」を作り直し、その後この名前で有名になったため、そのまま現在のHNとして使い始めたらしい。ウメハラ弟を名乗るの前のHNは「きゃぷてん」。ちなみに初見の人に勘違いされがちだが、格闘ゲームのプロゲーマー「梅原大吾」の弟ではなく、血縁関係はおろか本人の知り合いでもない。(梅原大吾には7つ上の姉がいるが、弟はいない。) 過去の「Umehara」アカウント時代、5chのLoLスレで「ウメハラがLoL配信をしている」と前述の有名プロゲーマーが配信を行っているかのように見せかけた自演宣伝をして回り、売名行為をしていたのが確認されている。この背景を踏まえ、なぜ「Umehara」という名前を使っていたのかはフンリス達のご想像にお任せしたい。 なお、本人のYoutubeチャンネルは「うめよか」という釣りメインのチャンネルであるが、 「釣りよか」からパクったわけではなく、「うめはら弟の余暇」という意味であるとの事。 「うめはら弟」に関しては「ウメハラなんて日本に何人も居るでしょお?!もおおおお」との事であり、 そもそも何でUmeharaを名乗ったのか?と突っ込むとBANされてしまう為、これ以上の言及は不可能となっている。 BAN歴 Twitch ウメハラ弟が現在配信しているTwitchは3アウト制を採用しており、利用規約に抵触した場合は1日BANが繰り返され3回目で永久BANだといわれている。(諸説あり、状況により様々な対応がされる) 彼は現在2回のBANをされており、がけっぷちである。 1回目はLOLの大会にてうっかり某TripleX氏とVCをしながら参加してしまったため。(某氏はTwitchにて永久BANされている) 2回目はアンチから送られてきたログインボーナスを配信に映してしまったため。 こうした背景のため「通報」や「BAN」というワードには過敏に反応し、時にはライン越え判定されることも League of Legends 「Umehara」というアカウントで永久BAN処分を受け、当時サブアカウントであった「ふるぼっき」を「Umehara弟」に改名しメインアカウントとする。 「Umehara弟」時代に2週間BANを受けた事がある、2021年3月に「Akihito_kawamori」に再改名。 Twitchスタンプ ↓のリンクで一覧が確認できる。相関図やファンアートの素材などに。 https //twitchemotes.com/channels/100294779 私生活 食生活 顔出し配信を始めてから顕になったことであるが、 食事の大半がスナック菓子、菓子パン、総菜パン、釣ってきた魚、白飯、 というようなかなりバランスの悪い食事内容となっている。 22年5月の配信中、腹が減ったと言い、マヨネーズをそのまま食べていた。 チャット欄が阿鼻叫喚の地獄になっていたが、本人は気にせず食事?を続けていた。 恐らく定期的な健康診断も受けていないため、健康状況には懸念がある。 趣味 釣りが趣味であり、Twitchというゲーム配信に特化した配信サイトにおいて、 生放送での釣り配信という需要の限られた配信企画をしており、それで人気が出ることに望みをかけている。 良く言えば挑戦的であるが、一般的には無計画、無謀な企画だと言える。 家事 顔出し時の背景を見ればわかるが、部屋がかなり散らかっている。 配信中にジェスチャーなど少し動作を伴う行動をすると、埃の塊がビデオ映像に映ったりすることから、 片付けや掃除がまったくできないと思われる。 そのことについてフンリスが指摘を行うと、 「これはいつかファンガに掃除してもらうんですよ、そのためにとってあるんですよ。」と言い訳をしている。 自称ストリーム業で他に副業をしておらず、配信も1日当たり平均3時間程度しかしていないにも関わらず、 ここまで家の中の片づけが出来ないというのは大人として致命的である。 片付け以外にも言えることであるが、辛いことや面倒なことに対する我慢強さに欠けており、 そういった一切のストレスから逃げて生きてきたと推測される。 ファッションセンス オレンジ、黄色、青色、緑色、赤色というような彩度の強いハッキリとした色の服装を好む。 決してお洒落とは言えず、ファッションセンスには鈍感と言えるだろう。
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「ねえ、りーちゃん、お兄ちゃんも早くりーちゃんに入りたいのがまんしてるんだよ。」 「ほんとに?・・・」 「うんっ!ほらっ、お兄ちゃんのちんちん見える?」 「あっ!」 首を持ち上げて僕のちんちんを見たりーちゃんが声を上げました。 僕のちんちんからがまん汁が糸を引いてマットに滴っているのが分かったみたいです。 「どうして?・・・りーは入れてって言ったのに・・・」 「だっていっぱいがまんして、思いっきり出した方が気持ちいいんだもん。それに、指の感じから想像できちゃうんだ。 りーちゃんのお尻に入れた時の気持ちよさが。お兄ちゃん今すっごく楽しみにして待ってるんだよ!」 僕が笑いながらそう言うと、ちょっと間を置いてりーちゃんが赤くなりました。 「あぁっ!りーちゃん今ちんちんお尻に入れた時のこと想像したでしょう!」 「ちっ、ちがうもんっ!おにーちゃんがそんなこと言うから考えちゃっただけだもんっ!」 りーちゃん否定になってないよ・・・まあ、そんなとこが可愛いんだけど。 僕はゆっくり指の動きを再開し、りーちゃんに話し掛けました。 「りーちゃんはお兄ちゃんのちんちんがおまんこに入った時の感覚おぼえてる?」 「んっ!・・・うん・・・あっ!」 「お兄ちゃんのちんちん思い出してオナニーした?」 「う・・・うん・・・あっ!・・・」 恥ずかしそうに頷くりーちゃんが可愛いです。 「じゃあ今日はお尻にちんちんの感覚を覚えて帰ろうねっ!」 「うんっ!」 「あっ!でも、お尻に指入れてオナニーしちゃだめだよ。」 「そんなことしないもんっ!」 りーちゃんがちょっとムキになって反論しました。きっとするつもりです。 「りーちゃん、オナニーしないでここにおいで。僕がしてあげるから。」 「うんっ!」 「じゃありーちゃん、そろそろいって、ちんちん入れようねっ!」 「うんっ!」 僕は指を捻りながら出し入れし、りーちゃんの両方の穴のヌルヌルを掻き出しました。 「んあっ!あっ!あぁっ!おにーちゃんっ!今度はいかせてねぇっ!あっ!」 「うんっ!今度は止めたりしないよっ!いかせちゃうよっ!」 「うんっ!りーもいっちゃうよっ!あっ!」 指を遅くしてお話していたので、りーちゃんの快感は下がっちゃったと思ってたけど、お風呂に入ってからすっと いかされっぱなしだったせいか、感じ易くなってるりーちゃんは早くもピクピクしはじめました。 いじわるしちゃったお詫びに、りーちゃんを気持ちよくいかせてあげなきゃっ! 僕はおまんこの指の出し入れを続けながら、お尻の指を抜ける寸前まで引きました。 「さっき気持ちよさそうだったから、これしてあげるっ!」 「あっ!あっ!それっ!だめぇっ!あっ!」 僕がお尻の指の第1関節を曲げて穴の裏側を擦ると、りーちゃんはがまんできずに上半身をクネクネさせました。 「今度はこっちだよっ!」 「んあぁっ!入り口だめぇっ!」 僕がお尻とおまんこの指の動きを逆にすると、おまんこの入り口の裏を擦られたりーちゃんが仰け反りました。 「りーちゃんどんな感じ?」 「こそばゆくってっ!あっ!気持ちいいのぉっ!んあっ!」 「じゃあ今度はこうしちゃうっ!」 「あぁっ!んあぁっ!イクっ!いっちゃうぅっ!んあぁっ!」 僕は裏側を擦っていたおまんこの指の出し入れを再開しました。 お尻とおまんこを交互に出し入れしながら、1回抜く毎に裏側を半周擦ってまた入れます。 お尻とおまんこの入り口の裏側を交互に撫でられ、りーちゃんは首を激しく振りながら耐えています。 「んあぁっ!おにーちゃぁんっ!りーもうだめぇっ!イクぅっ!」 りーちゃんはもうがまんできそうにありません。 僕は右の親指を曲げて、人差し指の根元に溜まってるりーちゃんのヌルヌルを塗り付けました。 ヌルヌルになった親指を伸ばして元の位置に戻すと、親指の前のりーちゃんのクリちゃんに当てました。 「りーちゃんいいよっ!いっていいよっ!」 「んあぁっ!クリちゃんだめぇっ!あぁっ!もう・・・」 もう一息です!僕はクリちゃんに押し当てた親指に力を入れ、皮を押し退けるように指をグリグリしました! 「あっ!イクっ!もう・・・イクぅっ!・・・あっ!んあぁっ!・・・あっ!・・・」 仰け反った身体をビクビク痙攣させながらりーちゃんがいきました。 いって震えるおまんことお尻の中のお肉が、僕の指を中に引き込むように擦り上げます! これがちんちんだったら・・・あっ!考えたら出ちゃいそう! 前へ TOP 次へ 今日 - 昨日 - 合計 -